令和元年因幡伯耆両国一宮初詣2019/05/02

 令和元年二日目。昨日までの天気は思わしくなかったが、今日から連休最終日まで晴天が続きそうなので、令和の初詣と称し因幡伯耆一宮巡りを行った。

国幣中社因幡一宮宇倍神社

 因幡一宮は鳥取の宇倍神社。鳥取には単身赴任で6年間居ましたが、神社には興味が無かったので一度もお参りした事はありませんでした。


 神社巡りを趣味にしている愚息が見付けた道を登って行くと、こんなショットが撮れました。


 お昼は前から鳥取に行ったら食べてみたいと思ってたラーメン店。それが昨年ミシュランプレートに選ばれたので、行かねばなるまい麺屋 玖


 シンプルな醤油ベースのラーメンですが、コクがあり流石ミシュランプレートに選ばれただけの事はありました。


 午後は伯耆一宮の倭文神社。昨年3月以来の再訪です。


 ここは安産の神さんと言われ、何でかなと思ってたら、ある妊婦がこの神社にお参りした帰りに産気づいて、この岩の上で
あっと言う間に産み落としたとされ、それ以来、安産祈願の人が訪れる様になったそうです。


 ここの境内の一角より鳥取県では数少ない国宝に指定された品が出土してます。


 帰りに大山に寄ってみました。



令和元年三日目2019/05/03

 帰省中の愚息の要望で三日目は美保関へ。途中境港に立ち寄って、停泊中のクルーズ船を遠望。


 マルタ船籍のアザマラ・クエストで全長181m、総トン数30,277トン、乗客定員731名に対し乗組員数408名と多く、サービスの良いクルーズ客船と思われます。


 先ず向かったのは美保関灯台。白亜の壁と赤い屋根の家が一寸した異国情緒です。


 灯台より岬側に鳥居があり、沖之御前と地之御前を祀り、御神体は4km沖合の小島です。


 光学ズームとデジタルズームを最大にしてその島を撮って見ました。


 令和元年三日目の初詣は美保神社。全国の恵比寿さんの総元締めです。


 神門の横の「天皇陛下御即位」の垂れ幕にいつもと違う祝賀の華やかさがあります。


 拝殿では幸運にも巫女さんの舞に出合う事が出来ました。


 ここの絵馬掛けが他の絵馬掛けと異なるのにお気づきですか。鯛の絵馬をひっかけているのは釣り竿です。風に揺らると恵比寿さんが鯛を釣り上げた様でご利益がありそうな気になります。


 お昼は境港に戻りましたが、有名店は何処も長蛇の列。比較的少なかった「さかゑ屋」に45分並んで1,250円の昼定食です。


 昼食後、昨日は山を見たので、今日は海と言う事で美保の北浦の法田海岸へ。


 磯の岩場に腰を下ろし、のんびりと昼休憩です。


 帰りは境港で鬼太郎ロードの次に有名な「べた踏み坂」へ。なんと大根島から渡まで3.6kmの渋滞です。

べた踏み坂

 でも、ノロノロ運転のお蔭で橋の上からの眺めをゆっくりと楽しむ事が出来ました。

欅句会 2019.052019/05/07

 十連休明けの最初の日は令和の初句会です。兼題は柏餅と草笛。子供の頃、端午の節句の頃のおやつは粽はよく食べたが、柏餅を食べた記憶がない。ただ、絵本の金太郎が角力に勝って柏餅を食べてたのを見た様な記憶がある。それで

       手刀を 切りて頂く 柏餅

 年代の近いお二人に撮って頂きましたが、講評の時の雑談で、やはり柏の葉で餅を包む風習はこの辺ではなかったようだ。

 草笛を吹いて遊ぶ子を見なくなって久しい。はて、何時頃まで草笛を吹く子が居たんだろう。そうだ、テレビが家庭に置かれ始めて、外で遊ぶ子が居なくなってからだ。草笛は遊び道具の無い野遊びの時代の象徴なんだ。

       草笛や テレビなかりし 少年期

 同じ少年期を過ごした先生に採って頂きました。当期雑詠の方が自信があったのですが、三句共全滅。

 私が頂いたのは
  NOTさんの恋文。上五で期待を持たせ、中七で驚かせ、そして、下五の季語の取り合わせが絶妙。
  YSTさんの柏餅。私は柏餅の作り方を知らない。でも、この句を読んで出来立ての柏餅を食べてみたくなりました。
  SENさんの草笛。SENさんは欠席で小生にメールで投句が送られて来て、句会の始まる前に私が書いて投句した。この一句だけ記憶がなく採ってしまった。と云う事は残りの4句は一読して記憶に残る秀作で、その内の2句は特選となりました。
  MUJさんの母の日はこんな母の日もあるんだと思いました。写真が効いてます。
  NOTさんの草笛は同じ様な句が他にもありましたが、この句の方が過去を思い出していると思わせます。
  HDYさんの花は葉には時の流れとほっとした気分をかんじさせます。
  先生の平成の句は食傷気味の類句の中でも落とせない実感があります。同世代だけの実感でしょうが。



日本千名山 矢筈ヶ山2019/05/08

 大山に登る前に足慣らしに少しきつい山をと矢筈ヶ山を選びました。行く途中、4年半ぶりに見るここからの大山の北壁。


 舗装が途切れて少し登った所で車を停めて登山開始です。もう少し行けそうですが、最低地上高11cmの新車ですから無理はしません。


 大休峠まではなだらかな登り。その後、急登が始まります。花はまだ少ないですが、タムシバが目立ちます。


 矢筈の急登です。今まで登りはポールを使わなかったのですが、今回よりポール二本使って登ってみました。言わば両手両脚を使っての登りですから、前より楽に登れたと思います。


 登り始めて約2時間半。矢筈ヶ山山頂に到着。一等三角点からの大山の眺めです。


                                  反対側は甲ヶ山と


 小矢筈のピーク。何方も小生の未踏のピークです。何方も垂直に近い岩登の登りと下りがありますので、未踏のまま終わることでしょう。


 遠くから見ると残雪と見紛うオオカメノキを近くから大山をバックに撮って見ました。


 下山途中、期待はしていたけど、思いがけないものに出逢いました。岐阜蝶です。


 今日の軌跡と標高図。活動時間5時間半。活動距離 9.0 km。高低差551mでした。


大山元谷ハイキング 20192019/05/11

 今年も家内と大山元谷ハイキングです。五月も中旬となると葉が茂り、小鳥を間近に見かける機会は少なくなりましたが、何とか一羽捉える事が出来ました。これはヒガラでしょうか?


 毎年同じ時期に同じ道を歩いているのに、初めて見る花に気が付きます。花の盛りは終わって居る様ですが、これは熊四手(クマシデ)の様です。


 その点、大山三つ葉躑躅(ダイセンミツバツツジ)は一面緑の中に赤が鮮やかに浮かび上がります。


 家内の足に合わせてほぼ一時間。元谷に到着です。毎年見る同じ景色ですが、シャッターを押さずにはおられません。

大山元谷

 時々轟音を上げて砂ぼこりが舞い上がり、崩落を目にします。


 緑のグラデーションが山を覆ってます。万緑とは緑一色を差しますが、この時期は万の種類の緑の色を表すのではないかと思ったりします。


 上空に面白い雲が現れました。一瞬、初秋かと勘違いしそうな雲です。


 元谷砂防工事道路の終点に深山黄華鬘(ミヤマキケマン)の大群落。この時期よく見かける花ですが、この群生にはびっくり。


 そして、元谷砂防工事道路の終点で金痕小草(キランソウ)別名、地獄の釜の蓋(ジゴクノカマノフタ)を見付けました。


 写真を撮ってたら、近寄って来た人が、これは薬草でこれで病気が治り、地獄に行く人が居なくなり地獄の釜に蓋をしてしまうから、地獄の釜の蓋と呼ばれる様になったと教えてくれました。本当かな?