大山の紅葉Ⅱ ― 2020/11/05
先週、週末だったのでパスした所を回ってみました。先ずは奥大山スキー場。
ゲレンデの片隅の楓の紅葉が見事です。
週末は車の数珠つなぎの大山環状道路は駐車スペースも空いており、黄葉のブナ林を撮ることが出来ました。
鍵掛峠は一台待ち程度で止める事が出来ましたが、南壁直下の紅葉はピークを過ぎていました。
しかし、駐車場の周囲は紅葉真っ盛り。
最後に向かったのは川床。
ここは、午前は東側の斜面に陽が当たらず、午後は西側の斜面が陰になるので正午前後を狙いです。
ここの魅力は山水画の様な背後の三鈷峰と紅葉のグラデーション。
見上げると黄葉が青空に映えてます。
大休峠に向かう径は何処までも歩いて行きたくなる気にさせてくれます。
欅句会 2020.11 ― 2020/11/04
11月の句会は大山で吟行句会。その当日、大山は初冠雪となりました。思いもかけぬ遭遇に一句。
あな嬉し 初冠雪に 出逢えたる
博労座で撮った初冠雪の写真です。超ラッキーな気分だったので、採って頂けなくても記念にと思い投句したので、まさか、先生を含む二人の方に採って頂けるとは思いませんでした。
句会の会場の向かいは写経の間があり、その隣は不動明王の仏壇があり、その隣の客間は虚子の間と呼ばれている。シャキッとした気分で句会に向かう事になる。
身に入むや 句会前にし 写経の間
選評で、先生も同じ事を述べられました。
大山の吟行はだいたい、金門まで行って引き返しますが、奥宮へと向かう石畳は紅葉に覆われ、落葉が散っています。
奥宮へ 紅葉且つ散る 石畳
今日の情景を素直に詠んでいると、先生を含む三人の方に採って頂きました。
この景色の中、二三組の結婚式の前撮りに遭遇しました。白無垢が紅葉に映えるのを見て、許可を得て撮らしてもらい
白無垢を 包む錦の 紅葉かな
これも滅多に出遭えない記念にと思い、出した句でしたが、先生とSENさんに採って頂けるとは思いませんでした。
今日は久し振りに先生に4句採って頂けました。吟行句会では特選の五句の方に先生より短冊が頂けるのですが、二句特選を頂いた方が居られて、私が先生の選が一番多かったという事で残りの短冊を頂けました。
私が頂いたのは7句中3句が先生の句でした。しかも、出句された5句全てをノミネートしてました。こんなことは句会に参加して初めての事です。同じ景色を見てたので強く共感出来たせいでしょうか。残る4句は
SNIさんの蔦紅葉。赤と緑の対比の光景がが一読しただけで浮かんできます。
同じくSNIさんの朴落葉は重い物との対比の意外性が面白い。
同じくSNIさんの朴落葉は重い物との対比の意外性が面白い。
YWHさんの初冠雪は、『はだら』という初めて知る表現に魅かれました。
UFOさんの句は初冠雪を詠んだものですが、その言葉を使わずに大山の初冠雪を見た人ならば分かる季語を用いて表現されたのは流石です。
大山の紅葉 2020 ― 2020/10/31
紅葉狩りに絶好の丸一日晴れマーク。しかし、週末なので行き場所の選択に迷うが、先ず知る人ぞ知るの新小屋峠。烏ヶ山に登る人はお馴染みですが、普通は車で通り過ぎてしまうだけの所です。
それは、ここからは大山のだの字も見えないからでしょうが
木々の形と色合いは他に無い物があり、家内のお気に入り。
大山の紅葉と言えば鍵掛峠から見る南壁ですが、その東側の烏ヶ山と木谷の橅の森の組み合わせも見逃せません。
烏ヶ山に目を奪われますが、その反対側を見ると紅葉の木々の色付きをを間近に見る事が出来ます。
鍵掛峠の駐車場は大混雑でとても停められませんので、通り過ぎて一ノ沢へ。
駐車スペースから少し歩き、沢の脇の工事用道路を少し登って三叉路を右に行くと
一ノ沢の河原に出ます。見上げると南壁の岩稜と紅葉山のコラボレーション。
渓の奥には最高峰の剣ヶ峰。ズームアップしてみた所、土曜日とあって10人ばかりの人影が確認出来ました。
左に目を移すと弥山。人影は確認出来ませんが、頂上小屋の屋根が僅かに覗いてます。
大山寺橋は混んでいると思われるので、みるくの里を通過して帰る途中、見た大山の正面です。
次回、川床と金門に連れて行けば、年末まで無罪放免となる予定。
高清水トレイル ― 2020/10/26
約一年半前、一緒に大倉山に登った同級生より電話があり、ハイキング程度の山なら登れる様に体調が戻ったから、何処か連れってくれとあったので、昨年全通した高清水トレイルに行ってみました。一人なら全山縦走するのですが、連れの体調を考えて中間点までの折り返しとしました。
高清水高原までなら30分程度で登れます。向うの山まで行く予定です。
登山道はウッドチップを敷き詰めた歩きやすい径です。
三等三角点の大畝山(標高976m)から望む大山です。日本百名山と二百名山を一座づつ含む中国百名山6座が一枚に収まっています。
南側には眼下に人形峠の原子力施設。その向こうは左から花知ヶ山(1,248m)、中央に三ヶ上(1,035m)、右奥は去秋登った泉山(1,209m)が望めます。
アップダウンの繰り返しの縦走路でそれぞれのピークにはこの様な木杭に山の名と標高が書かれています。
分水嶺の縦走路ですが、日本海側は針葉樹、瀬戸内海側は広葉樹が茂り、展望は出来る所は限られています。
途中、両側ともブナの広葉樹で覆われる箇所もあります。
途中から丸山支線に入った所で引き返しましたが、見事な楓の紅葉に出合えました。
今回は高清水トレイルの約半分を歩きましたが、残りの半分は春に訪れて、イワウチワに出合いたいものです。
紅葉の鏡ヶ成 ― 2020/10/20
紅葉狩りのシーズン到来である。先ずは、車で行ける標高の最も高い峠、新小屋峠へ。
やはり、まだ、ちょっと早いかと思えるが、これが一週間後には枯れ木になっている場合があるので、油断がならない。
新小屋峠から鏡ヶ成に下り、湿原を散策。あまり見かけない竜胆に出合いました。形は筆竜胆に似てるが、今は秋だしなぁ?
盛りは過ぎましたが、ここの芒はやはり、良い!
鏡ヶ成から見た烏ヶ山。宇多田ヒカルが登って以来、人気の山となり、新小屋峠付近の駐車スペースはほぼ埋まっていました。
追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。
遠藤裕子選 野点の座 少し離れて 小鳥来る
欅句会に入っておればこそ詠めた句です。茶席に誘ってくれた句友に感謝です。
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