欅句会 2019.062019/06/04

 今月の欅句会は平年より一ヶ月遅れで大山吟行です。


 6月に大山寺周辺で吟行をするのは初めてだと思います。一ケ月ですが、景色は変わり使う季語は変わります。


 吟行の際中、山楽荘の前庭で二人静が咲いているのを見付けました。初めて見る人が多く、わいわいがやがやと一人静と二人静の違いを談議。ひっそりと佇んでいた二人静にとっては迷惑な事ではなかったかと


       わいわいと 見られし二人 静かな

 二人静を詠んだのが小生一人であったお蔭で先生を含む五人の方に採って頂きました。

 昼食は山楽荘の山菜精進料理。その中でイカの刺身と称するものが、半透明で涼しさを醸しだしています。


       精進の 刺身もどきや 夏料理

 誰も採らないな。吟行句らしくないからしょうがないや、と思ってたところ先生の選の最後の特選で採って頂きました。吟行で特選句に選ばれると、先生より短冊が頂けますが、3年ぶりに頂きました。

 私が頂いた7句は
  MUJさんの午睡。今日なんか吟行に出かけないで、宿でじっとしてたら睡魔に襲われてしまうのでしょうね。
  SNIさんの落し文。吟行の途中、YDSさんが落し文を拾って皆がそれを回した見ました。それを出句した方は他にもおられましたが、私はSNIさんの句が一番しっくり来ました。しかし、他の人はUFOさんの句の方が面白いと思われて、先生も特選で採られてました。
  MUJさんの汗。石畳の参道を登る時の景色であろうか。脇を流れる水音に滲む汗が癒されたと思われます。
  KKTさんの夏の蝶。吟行のおりに飛んでたウスバシロチョウは氷河期の生き残りと聞く。それを踏まえた一句でした。
  NOTさんの登山。吟行より帰って直ぐに山楽荘の山菜料理。それまで履いていたのは登山靴。その取り合わせが面白い。
  SNIさんの松蝉。松蝉の鳴き声に包まれた参道の石畳を登って行くと、一呼吸置いても蝉は休まず泣き続けている。そんな光景が伝わって来ます。
  SNRさん河鹿。南光河原で聴いた河鹿を詠んだもの。これを頂いたのは私一人。KKTさんの河鹿を採られたのは先生一人。しかも、特選で。先生の採られた特選句5句の内3句は私も選句の候補に入れているのですが、何れも最終的に落としている。この差はいったい何なんでしょう?

追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が入選してました。

       遠藤裕子選      ホルンスタイン 寝転ぶ陰や 大夏木

 昨年の7月の欅句会の兼題で出した句の中七を変えて投稿した句です。

  
  

雲雀(ヒバリ)2019/06/11

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       椋誠一朗選       地上では 無口となりし 雲雀かな

 先月、蒜山高原で雲雀を始めて身近で見ました。


 上空で盛んに囀っていたのが急に降りて来て、地上を歩き回ってるのを目にしたのです。カメラを向けると見返り美人の様にポーズを取ってくれました。地上では全く鳴かないので、雲雀とは確信できませんでしたが、帰宅後、図鑑でやはり、雲雀だったんだと納得しました。これで、日本海俳壇入選句は197句目。来月の欅句会まで全勝ならば二百句なのですが ・・・・

大山 三ノ沢2019/06/13

 まだ梅雨入りはしてませんが、抜ける様な五月晴れです。一昨年、途中で断念したツガザクラに会いに三ノ沢に向かいました。ルートは広島県三原市から来たという先行の6人の後を追えば何とかなるでしょう。

大山 三ノ沢

 元谷では中々合えないダイセンクワガタ、三ノ沢では少し上がっただけで普通に見られます。


 銀竜草(ギンリュウソウ)、ユウレイソウとも呼ばれますが、生まれたてでしょうか、こんな可愛い銀竜草に出合えたのは初めてです。


 万緑の中で目立つのは谷空木(タニウツギ)。背景に大山南壁を入れてみました。


 最終堰堤を越して少し歩くと目の前にこの風景。前を行く三原のグループの一人が「涸沢みたい」と叫んでました。


 ここからはガレ場歩き。何度もくじけそうになりますが、なんとか栂桜(ツガザクラ)の咲いてる所までと登りました。


 県外から来られた方は岩鏡(イワカガミ)の赤に目が行き、気が付かない人が多い様です。気が付いた方も赤物(アカモノ)と思われた様です。花は似てますが、赤物より小さく、葉が栂に似てます。


 岩鏡と栂桜のお花畑です。


 標高は 1,550 m位。時刻も正午を過ぎました。前を行く三原のグループは更に先へと進まれました。


 槍が峰まで標高差で百米程度ですが、ガレ場の下りに自信がないので、ここらで私は撤退とします。


 今日の軌跡と標高図です。


 久し振りに明日は足が筋肉痛になりそうです。

麦秋2019/06/18

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       野田哲夫選       麦秋の 沖行く赤の 一 輌車

 先月、旧国鉄倉吉線廃線跡トレッキングに参加した帰路、バスの車窓より麦秋を目にしました。その向こうには山陰本線を走る赤の気動車が一両走ってました。写真を撮る余裕がなかったので、下の二枚の写真はネットより拝借です。

麦秋

 掲句は公民館の俳句の先生より「何のことか、サッパリ分からん」と評された句です。それが選者によっては入選に採って頂けるのですから、不思議なものです。赤の気動車は鉄道マニアではタラコと呼ばれてるそうなので、中七を「沖にタラコの」とする手もあったかもしれません。


 昨夜は梅雨満月。梅雨の時期に満月を拝めるなんて、滅多にありません。アメリカでは6月の満月をストロベリームーンと言うそうなので、少し赤みがかって撮れるよう操作して撮って見ました。如何。


滝覗き2019/06/25

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       佐藤夫雨子選       足元を 噴き上ぐ風や 滝覗き 

滝覗き

 船上山に千丈滝と言う高低差百米を超える滝があり、滝口まで行くことが出来ます。その滝口に立つとその高度感は半端ではなく、足元は滑り易くとても、下を覗くなんてできませんでした。
 今回は約一月半ぶりに句会の仲間とダブル入選です。これで、日本海俳壇入選199句目。出来れば来週リーチ一発ツモで二百句達成したいものです。