欅句会 2019.04 ― 2019/04/02
昨日、UFOさんより先生が流感で明日の句会を休まれますが、句会は行いますので、先生の代わりをして下さいと電話があった。ひょっとして四月馬鹿?そうあって欲しいなと思いながら出席しましたが、残念ながら本当でした。今日は先生以外にも欠席が多く、何時もの半分の人数でしかも、男は私一人。寂しさの中に嬉しさありです。
折角、小生が先生の代わりに仕切るのですから、先生に倣うのではなく、選句の一句は特選として発表して頂き、選評は自由討論としました。少人数の和気あいあいとした句会となったのではないかと思ってますが、如何でしたか。
今日の兼題は西行忌と山笑う。何方も取り合わせで使う季題で、合っているか否かが評価のポイント。それを先生に訊けないのが残念です。
職を辞し 向かふ吉野や 西行忌
退職の後の最初の旅行で吉野に花見に行ったおり、西行庵があったのを思い出し詠んだのですが、先生に付き過ぎだと言われないかと気になっていました。欅句会では先生が欠席でしたので、それは訊けませんでしたが、後日、別の句会の先生にはやはり、そう指摘されました。
先日、ネットを見てたら、500円で東京から九州まで行く方法というのがあり、チケットショップで期限切れ間近の青春18切符が500円程度で売られている場合があり、それを使い乗り継ぎが良ければ行けるとあった。そして、青春と歌ってあるけど年齢制限は無いとあった。それで浮かんだのが
古希が買ふ 青春切符や 山笑ふ
句会では3点入りましたが、自由討論の際、中八ではないかと指摘がありました。平仮名で書くと「せいしゅんきっぷや」で9文字ですが、「ん」を含めた母音の数が7音なので不自然に聞こえず、良いかなと解釈してますが、如何ですか。
当期雑詠は3句共、点が入りませんでした。私が頂いたのは
MTNさんの桜散る。平成の終わりを惜しむ追悼句の様な句で、私はこれを今日のNo.1としました。
SNIさんの卒業。お古のネクタイですが、元の持ち主がぐっと来ます。
IOTさんさんの西行忌。社会性の句を詠まれる作者ならでの取り合わせ。
NOTさん囀(サエズリ)。季語が動くか否か私には判別できないが、一週間に一度は見る好きな場所ですので頂きました。
UFOさんの山笑ふ。昨年の大山開山1300年の賑わいを当の大山が皮肉っている様で好きです。
先生の元号発表の日の未明の春雷を詠んだ句。吉報としたのは流石で出席者の半数近くが今日のNo.1の句としました。
KDHさんの西行忌。恋句を西行に因んで詠まれのは、一本取られました。参りましたと言いたい!
KDHさんの西行忌。恋句を西行に因んで詠まれのは、一本取られました。参りましたと言いたい!
大山北壁 ― 2019/04/04
3月に入って大山の雪解けが一気に進みましたが、3月31日と4月1日に季節外れの寒波で、思わぬ化粧直しをしてくれました。またとない出来事なので、雪の大山の北壁を撮りに出かけました。先ずは香取牧場から。
何時も紅葉狩りででかける川床橋。秋は日陰で暗い三鈷峰も白く輝いてます。
4月の中の原スキー場のこの景色は無いでしょう。この景色を見て目的の豪円山に登れるか心配になりました。
何とかスニーカーで豪円山の狼煙台まで辿り着いてこの景色です!
元谷で山スキーをしている人が居ないかズームアップしてみましたが、見えません。
豪円山の気温は10℃以下でも岡成まで下ると17℃で、桜は五分咲きでしょうか。明日には満開ですね!
桜と城と大山と ― 2019/04/05
大山周辺花巡り ― 2019/04/06
太陽光パネルと鉄塔が設置され、景観が台無しとなり行く気はしなかったのですが、家内の要望で今年も大山町豊房の桜並木に出かけました。
太陽光パネルと鉄塔が入らない様、気を付けたつもりでしたが、桜に目が奪われ隠しきれませんでした。
入れないためには上を向くしかないので、こういうアングルになりますが、上を向いて歩くと楽しめます。
伯耆町丸山の大成池の桜はまだ、五分咲きでしたが、
彼岸桜と思しき桜は満開です。
大成池の直ぐ下の別荘地に辛夷(コブシ)がありますが、ここのは剪定されてて形が整っています。
その直ぐ近くの道路脇に三椏(ミツマタ)の花が咲いてて、これを見るのもこの時期の楽しみ。
地蔵滝の泉の傍にある辛夷の高木は自然生えたものと思われますが、数年に一度見事な花を咲かせます。
伯耆大山とのコラボなら、佐陀川河川公園。ただ、最近この写真の右側に出来た工場が大きな看板を掲げたため、景観が悪くなりました。
堤防の上の道路は車の通行が少なく、歩きながら桜と残雪の大山が楽しめます。
孝霊山 ― 2019/04/09
昨日の天気予報は昨日が晴時々曇、今日が晴で正午過ぎより曇と言うのを信じ、昨日孝霊山に登りました。目的は大山の北壁と岐阜蝶です。しかし、登り初めまでは晴れてたのですが、直ぐに曇り始めて、何方も駄目でした。今日にすれば北壁はバッチリだったのに残念。
代わりに早春の木の花に出合えましたので紹介します。まずキブシ。
漢字で書くと木五倍子なのですが、とても読めません。
黒い小枝に黄色の小さな花は
黒文字(クロモジ)。小枝を見て直ぐ判ります。
孝霊山の山頂が近くなると釣鐘状の花をいっぱい付けた木が多くなります。
馬酔木(アセビ)です。今回は宮内コースから登ったのですが、大平山から登っても多いです。
よく見かける葉っぱなのですが、判らなかったのがこれ。正式には姫榊(ヒサカキ)と言うのですが、うちの地方ではシブキと言って、仏さんに供える木です。植わってるのと花が付いているのを見るのは初めてだったので、判りませんでした。
登山軌跡と標高図です。スマホのYAMAPの登山地図にもう宮内コースのルートが載っててビックリしました。
追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。
椋誠一朗選 職を辞し 向かう吉野や 西行忌
一週間前の欅句会でNOTさんに採って頂いた句です。そしたら先ほどホームセンターでNOTさんにバッタリ。お礼を言いつつ、俳句談議の花を咲かせました。
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