苜蓿(ウマゴヤシ)2020/02/18

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       椋誠一朗選       三打目の 球は何処や 苜蓿

 ゴルフをしてた頃の苦き思い出を句にしたものです。苜蓿は白詰草いわゆるクローバーの総称である。ゴルフをやった事の無い人は上五は何打目だって良いのでは言うけど、欅句会の先生は三打目がミソだと言って、去年の句会で特選にして頂いた句です。
 


欅句会 2020.022020/02/04

 兼題は3度目の雪。過去2回は兼題を出された後、大雪に見舞われた。そして2度とも特選を頂いた。2度ある事は3度あると言うが、さて如何に。ところが今年は記録的な暖冬で、今シーズンに入って一度も積雪が無い。異常気象なのか温暖化が進んだのか。こんな年が毎年続く様じゃ消えてしまう季語もあるのではないかと

       温暖化 絶滅危惧の 雪女

と詠んだんですが、此れがまさかの先生を含む7点の高点。7点の高点は3年ぶりです。小生が頂いた雪の句はYSTさんの無心で歩く句。同様な句で樏&橇(何方もカンジキ)の句があったのですが、新潟の六日町のスキー場から宿まで雪道を歩いた記憶と重なったYSTさんの句を頂きました。

 当期雑詠は昨年我家の窓越しに鶯を見た光景を

       玻璃越しに 二間離れて 初音かな


と詠んだ句を二人の方に採って頂きました。

 私が頂いた当期雑詠の句は6句。
  HDYさんの室の花は頂いたのは私一人でしたが、散髪して貰ってる時の、眠くなる気分に同感しました。
  KDHさんのかまくらはその中で呑んだら楽しいだろうなと思わせました。
  KKTさんの山笑ふは私は登山靴の紐が中々結べない人の事を詠んだと思ったのですが、作者が判ればリボンの事だったかもしれない?
  SNIさんの着ぶくれは相合傘との組み合わせがコミカルで楽しい。日本海俳壇の野田先生なら特選か?
  NKMさんの立春は大家の奥様ならではの一句で、下々の知らない儀式があるのだなと思わせました。
  KDHさんの節分は取り合わせの野球帽が効いていると思ったのですが、頂いたのは私一人。

 今日は久し振りの方が4人加わり賑やかな句会でしたが、本日の特選は何故か何時もより少なく3句。えぇと思い「5句ではないですか?」と声を上げると、じゃあと言って私の最初の句を加えて頂きました。補欠繰り上げで雪の句を3回連続特選入選となりました。

追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       佐藤夫雨子選       遠山の 間近く見ゆる 冬の空

 山歩きで好きな季節は晩秋、俳句の季節では冬に当たる時期で他の時期では中々見れない遠山を望めるのが嬉しい。写真は出雲北山の旅伏山から見た三瓶山~大江高山~馬路高山の峰々です。





大寒2020/01/24

 今朝の朝日新聞のとっとり俳壇に下記の句が一席で入選していると、欅句会の句友二人より相次いで連絡がありました。

       石山ヨシエ選       大寒や 気合諸共 巴投げ       釋 朗然

 掲句の元は6年前の欅句会で出した句ですが、ようやく日の目を見る事が出来ました。別の句会の先生がある人に「私が採らなかった句でも、作者自身が良い句だと思う句は捨てずに取っておきなさい。何時か誰かが採ってくれるかもしれない。」と言ってたのが思いだされます。
 選評は『巴投げは柔道の技の一つで、形が巴に似ていることからつけられたようである。〈句集成り千の喜び初句会〉と共に鑑賞すると、寒稽古の気合がひしひしと伝わってくる。』とあった。入選しなかった句も紹介されるとは嬉しい限りです。
 二席には同じ句会で席を並べてる方が入り、念願のワンツーフィニッシュとなりました。更に、四席にも同じ句会の同期生が入り、万歳三唱です🙌


破魔矢2020/01/21

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       椋木誠一朗選       破魔矢買ふ 巫女は近所の 女高生


 熊野大社に初詣した時、破魔矢を買うのだが、その横で女子高生のバイトと思われる巫女が御神酒を振舞ってくれる。参拝者の中にはこの子等の知合いも来るかもしれない。そんな時、お互いどんな顔して対面するんだろうなと思いながら出来た句です。

欅句会 2020 初句会2020/01/07

 句会の日の朝、新聞を開くと下記の句が日本海俳壇に下記の句が入選ししていました。

       佐藤夫雨子選       句敵と 酒注ぎ合へる 初句会

 新年最初の俳壇での入選は嬉しいんだけど、採って頂く句が予想と外れてました。急遽、句会に出す句を採って頂くつもりだった下記の句に変更です。この句は今年の年賀状の下記の写真に書き添えたものです。今年の干支は鼠なので絶対これを採って貰えると思ってたんだけど?

       天井の 御局様よ 嫁が君


 句会では先生を含む三人の方に採って頂けました。

 兼題は正月一式でしたので、もう一句年賀状に下記の写真と共に書き添えました。


       福笹や 揺れる背中の 三つ俵

 この句は先生には採って頂けませんでしたが、4人の方に採って頂きました。勿論、上記の二句は句会の人への年賀状には使わず、一年前日本海俳壇で一席となった句を添えました。

 当期雑詠で採って頂いたのは

       潮の香や 父の遺せし 裘(カワゴロモ)

 毎日開いているネットのページで、先月の中頃、今日の季語は裘とあり、3年前、実家を処分した時、洋服ダンスにあった父が水先案内人をしていた頃、着てた塩水の沁みついた皮のコートを思い出して出来た句です。今日の一番の自信作で先生の今日の5句に選ばれた他、二人の方に採って頂きました。

 私が頂いたのは
  TKTさんの年賀状をくれた人よりも逝った人への思いを詠んだもの。昨年、親友二人が無くなり余計にその思いがあります。
  GRIさんの縫初は皆の笑いを誘う楽しい句。
  KKTさんの初詣は畑電という言葉で出雲大社に車でお参りしたけど道路は渋滞してたんだなと想像できて楽しい。
  UFOさんの虎落笛はそのイメージからは想像できぬ対比。しかし、離れ過ぎない絶妙さ。今日の5句に入りました。
  NGTさんの初富士は一読で誰の句か判りましたけど、単純だけど、光景は広がり、だよねって言える句です。
  同じくNGTさんのは我が家の毎日の朝夕の日課の白鳥の送り迎えの様子を詠んだ様な句で、幸せな気分になれます。
  SNIさんの雪礫は子供の頃、何故か好きな子にはそうしてしまう。そんな幼い頃を思い出させてくれました。