秋の声2020/10/27

今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       椋木誠一朗選       秋の声 廃止となりぬ 野球場


 この句は自信があったのに句会では反応が少なっかたので、評判の良かった句を抑えて、日本海俳壇に載せて頂けるとは思いませんでした。この秋、湊山球場が廃止となった事を記録に留める一句になって、ありがたい事です。

欅句会 2020.102020/10/06

 欅句会は今月より通常スタイルに戻って開催されました。ただ、マスク着用なので、名乗りと選評は聴きづらく、聴き漏らす事しきりです。10月の兼題は曼珠沙華と蓑虫。曼珠沙華は二度、上淀廃寺跡に行って六句ほど作句。その中の三句を投句。その内の一句に点が入りました。

       パリコレの ドレス思わす 曼珠沙華


 曼珠沙華の造形美は色んな物を想像させてくれる。私は真紅と奇抜な形より掲句としたのだが、十人選句して誰も採らない。あれ、と思ってたところ、最後の三人の方に立て続けに採って頂けました。
 私が頂いた曼珠沙華の句は、SENさんの花の盛りの過ぎた風情を詠んだ一句。こういう句が詠めるとは芦屋で鍛えられてるからなのか。YDSさんの林に見立てた句。背景を空だけにしてみると、椰子の木の街路樹に見えなくもない。ノミネートはしたけど採らなかった句に男爵の髭というのがあり、今日の五句に選出。こっちにすべきだったかな?

 蓑虫はここ数年、見た覚えがない。想像していると、寝袋を思い出しました。しかし、蓑虫と寝袋では想像が貧弱だし、孤独な感じが無いと思い

       蓑虫と なりし気分や ツェルト泊

 この句を採るのは先生くらいと思ってたら、初っ端から名乗る事になり、締めの先生まで計六回名乗る事になりました。一句で5点以上は8ヶ月ぶり。
 私が頂いた蓑虫の句はNGTさんの恋の句。そう言えば蓑虫はどうやって相手を見付けるのか不思議と言ったら、虫の大好きなUFOさんが説明してくれました。お互い相手の姿を見る事は無いと言われましたが、受け入れて良いと判断するのは何なのだろう?匂いか鳴き声か?

 当期雑詠で頂いたのは、中学、高校の頃、野球観戦と言えば米子の湊山球場でしたが、先月、史跡整備のため廃止となりました。

       秋の声 廃止となりぬ 野球場


 何故か、米子市の方ではない方に採って頂きました。
 私が頂いた当期雑詠の句は
  MYJさんの落し水。動きと音と映像が直ぐに浮かぶ一句で今日の五句に選ばれました。
  YRIさんの鯊は親子の微笑ましい姿を見てる一句でこれまた、今日の五句に選出。
  SNIさんの轡(クツワムシ)は何時も女房に尻を叩かれている男二人だけが頂きました。
  YWHさんの望月はくもに入ったり出たりする様を見てる人の気持ちを詠んだもの。先生の選に入らなかったの何故だろう。
 今回も先生の句を一句もノミネートもせず。選句力が落ちてきてるのかな?

追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       野田哲夫選       蜩や 夕日漏れ込む 下山径

 9月まで散歩は暑さを避けて夕方してたのですが、城山から下る時に見る、木漏れ日と蜩の鳴き声を詠んだものです。まだ、一月も経ってないのに、もう蜩の声は消えてしまい、入選句を見た時、懐かしさを覚えました。


カンナ2020/09/22

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       遠藤裕子選       派手好きの 姉の墓前や カンナ燃ゆ

 掲句は9月の句会で特選に選ばれた句であるが、日本海俳壇ではブービーでの入選。句会で先生の選に漏れた句が、日本海俳壇では特選。ある程度の句であれば載るか載らないかは選者の好み次第。分かってはいるが、ブービーでも載れば嬉しい!
 今日は秋分の日。彼岸の中日である。墓参りの梯子をする日です。姉の墓に掲句の入選を報告せねばなるまい。


生身魂2020/09/15

 今朝の日本海俳壇に下記の句が半年ぶりに二席で入選しました。

       佐藤夫雨子選       白寿超え 投句忘れぬ 生身魂

 以前、9月15日は敬老の日でしたが、その日の選者が佐藤先生なので、この句を投句しました。実際、小生の所属する句会には数え99歳のレジェンドが居られ、欠席投句ながら毎回欠かさず参加されてる方が居られます。その方は過って母と飯田龍太先生の句誌雲母に投句し合った仲です。その方だけでなく、佐藤夫雨子先生にも百歳を超えてなお、俳句を続けて頂きたいものです。
 佐藤夫雨子の句評にはこうありました。『白寿とは100の1をとる99歳。長寿社会となった今日、この句にあるように100歳を迎える方がなお投句を続けておられること、心強い限りである。私も92歳。引っ張ていたきたい。幸せである。』


欅句会 2020.092020/09/01

 今月も三密を避けての句会で投句は一週間前に世話役さんにメールで完了。清記はランダムに5枚の用紙に纏められ一覧にして当日配られて選句です。兼題は流燈とカンナ。流燈は30年前祖母の初盆に行っただけなので、光景が思い浮かばない。それでも何とか纏めては見ましたが、やはり、人様に採って頂ける句にはならなかった様です。私が頂いたのはTAKさんの抑留されて無くなった方に思いを寄せる句です。
 カンナは最近、見た記憶がないないが、原色の色合いより、二十歳前後の頃の姉の姿を思い出し

       派手好きの 姉の墓前や カンナ燃ゆ

 何とこの句が久々に本日の五句に選ばれました。選評で先生が姉に在った時の思い出を語られた事から、会が終わった後の雑談で暫く盛り上がりました。私が頂いたカンナのくはSENさんの部活の思い出を詠んだ一句。SENさんの男ぽい一面はこんなとこから育まれたのでしょうか。

 当期雑詠で採って頂いたのは、前回、暫く前から句会は不在投句ながら投句を続けられてる方が話題になったのを思い出し

       白寿超へ 投句忘れぬ 生身魂

 私も長生きをするならば、かくありたいと詠み、三人の方に採って頂きました。後の二句は一寸、冒険して見ましたが、受け入れて貰えなかった様です。別の句会で字句を替えて出してみますが、どうなることやらお楽しみ。当期雑詠で頂いたのは
 TAKさんの夏の潮。DTTさんの句とばかり思ってましたが、女性の句とは意外でした。
 KKTさんの硯は汀線という表現がなるほどと思わせました。
 SNIさんの扇風機はこの所の熱帯夜で毎夜、体験する事を感情を出さずに詠まれているのが良い。
 YWHさんの白靴を頂きましたが、改めて読むと、看護婦さんは年中白靴で季節感は無いか。
 IOTさんの蜻蛉とりを頂きましたが、夏休みになっても最近、見かけなくなりました。夏休みの風物詩だった昆虫採集は死語になりつつあるのかな。

追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       椋木誠一朗選       大橋を 半分濡らし 白雨去る

 2年前の句ですが、3年連続投稿し、やっと採って頂けました。しかも、割と高位置で。やはり、自分で良い句だと思っているのは、捨てずにおいて正解でした。