欅句会 2016.09 ― 2016/09/06
9月の天の川と西瓜。何方も夏の季語と思われるかもしれませんが、立秋から後の秋の季語です。天の川は老眼になってからは見た記憶がないので、青春時代を思い出し、半年ぶりに恋句に挑戦してみました。恐らく句会では私の句だと直ぐ気付かれるでしょうが。
肩寄せて 指さす先に 天の川
先生ともう一人、見え見えだと言いながら採って頂きました。私が頂いた天の川はGuriさんの宇宙より銀河の流れる音が聞こえて来る様な壮大な句です。更に壮大なの先生の句。1光年なんてちっぽけなもの。それを実感させる動画がありました。下記のページに是非アクセスして見て下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=GoW8Tf7hTGA
西瓜は家内があまり好きではないので、買ってくることはないですが、義妹が梅干し作りの指導のお礼にと頂きました。その後、家内が冷蔵庫と格闘しているのを見て
西瓜買ひ パズルとなりし 冷蔵庫
西瓜と冷蔵庫はそれぞれ季語となっていて、季重なりになるのですが、俳句のサロンの句を見ると、結構、使われいる句があり、投句してみました。先生は季重なりなので採らなかった様ですが、二人の方に採って頂きました。
当期雑詠で採って頂いたのは、
夕立や 黒き屏風の 迫り来し
で、二人の方に採って頂いたのですが、先生からは夕立と屏風で季重なりになっていると指摘されました。私が頂いたのは
IMOさんの盂蘭盆会。大山寺の参道に淀江傘を展示して裏からライトで浮かび上がらせた様が良く表れてます。
SNIさんの帰省子は静かだった二人だけの夕食が騒がしくなった様が思い浮かびます。
MMTさんの盆の夜は、おわら風の盆で踊って亡き人を忘れて行こうという思いがあるように思えました。
HDYさんのは蹲踞に映る月を詠んだ雰囲気のある一句でした。
ついでに今朝の日本海俳壇に下記の句が入選した一句を。
野田哲夫選二席 人肌の 酒を呑みたき 夜の秋
これで日本海俳壇には10週連続をしかも特選で飾らさせて頂きました。
美保の北浦 ― 2016/09/10
夕立 ― 2016/09/13
今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。
佐藤夫雨子選 夕立や 黒き屏風の 迫り来し
句会の先生は季重なりだと言って採って頂けなかったのですが、夫雨子先生は問題ないとされたのか、特選一歩手前の4席で採って頂けました。これで連続入選を11週に伸ばし、今年の入選は25句となり、早くも昨年の入選句数を超える事が出来ました。
旧聞ですが、8月12日の日本海新聞に下記に写真が載りました。
古希も過ぎてから、小学校以来の学芸会をするとは思ってもいませんでしたが、今年の前半はこの稽古に明け暮れ、6月の1日の同期生会が済んでやっと解放されたと思っていたら、この劇を後2回やる事になってしまいました。昨日、その1回を養和病院の講堂で、入院患者さんや介護士等50人近い人達の前で披露しました。同期生会とは違い見ず知らずの人達の前での演技でトチリも多かったにもかかわらず、万雷の拍手を浴び、慰問のはずが、反って励まされてしまいました。
砕氷艦 しらせ 入港 ― 2016/09/17
処暑 ― 2016/09/20
今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。
遠藤裕子選 北窓の 風に振り向く 処暑の朝
処暑とは二十四節気の一つで元来、太陽の黄経が150度に達した日(8月23か24日)から始まり白露(9月8か9日)の前日までであるが、現在は最初の日を指しています。
これで12週連続で、4人の撰者に3回連続採って頂いた事になります。野球で言えば打者3順の猛攻でしょうか?
朗然の徒然のアクセスランキングが遂に50位以内から外れました。昨年の8月末に50位以内に入ってから1年余り、よくもまあキープしていたと我ながらあきれていました。改めてご愛読ありがとうございます m(_ _)m
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