大山裾野の秋の野花 ― 2022/10/03
ようやく秋の御机のみつめの棚田に出かける事が出来ました。案の定、稲はほとんど刈り取られ、残っているのは、台風で倒れて機械では刈り取れない田だけになっていました。仕方がないので足元の野花を撮ってお茶を濁す事にしました。
先ず、 キク科の あきののげし(秋の野芥子)。何回も撮っているのですがキク科の野花は覚えきれません。
フウロソウ科の べにばなげんのしょうこ(紅花現の証拠) はアカバナかどっちかなと何時も迷います。
シソ科の いぬやまはっか(犬山薄荷) はようやくアキチョウジと区別がつく様になりました。
タデ科の いぬたで(犬蓼) なかなか背景ををボカシて撮る機会がありませんでしたが、ようやく出合えました。
キク科の こんぎく(野紺菊)は今でもミヤマヨメナと間違えます。
御机から久し振りに農道を通って、伯耆町福兼へ。狙いは蕎麦畑。蕎麦は連作が効かないのか、去年あった蕎麦畑は今年は無くなっていることがしばしばあります。
畑の中に蝶を見付けました。
最後は 大山まきばみるくの里。
駐車場の脇で松虫草を見付けました。ヒョウモンチョウが蜜を吸ってます。この手の蝶は松虫草が大好きの様です。
秋の声 ― 2022/10/04
今朝の日本海俳壇に下記の句が特選の三席で入選してました。
植垣規雄選 発掘の 溝の隅より 秋の声
選者の選評には「鳥取県には弥生時代のものとされる妻木晩田遺跡や上寺地遺跡など多数の古代遺跡や古墳が存在し現在も発掘が続いている。発掘の終った現地は整備され、住居の跡の穴や溝が存在している。秋空のもと広く乾燥した遺跡に佇み、当時の人々へ思いをはせている作者。その耳へ太古から吹いている風の音が聞こえた。」とあった。
選者の植垣規雄さんは今回より日本海俳壇の選者になられた方で、鳥取県現代俳句協会の会長と言う。新しい選者の最初の選考に当選の三席で採って頂いたのは嬉しい限りです。
十三夜と帰燕 ― 2022/10/09
昨夜は十三夜。その左側の一際明るい星は木星です。木星は9月27日に衝(地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間)を迎えてますので、地球から見ると最も近く、しかも満月状態なので特に明るく大きく見えます。これを撮らないわけにはいきません。
しかし、うっすら雲がかかり月が上手く撮れません。
少し待ってたら、雲は晴れましたが、月と木星は離れてしまって
ました。
今朝、起きて窓を開けると、電線と言う電線に燕が集まってました。
この時期、恒例の帰燕です。我が町内は燕の集合場所となっているようです。
一度、一斉に飛び立つところを見てみたいものですが、何時も朝食を食べ終えた時には一羽も居なくなってしまってます。
比婆山 ― 2022/10/14
秋の登山、第二段目は比婆山。最初は県民の森から未踏のルートで御陵に登り、池の段、立烏帽子と縦走するつもりでしたが、高校の同期生が連れて行ってくれと言うので、彼の体力に合わせ、立烏帽子駐車場まで車で登り、そこから御陵に向かう事にしました。熊野神社から立烏帽子駐車場へ向う道は、待避路のない道路で、対向車が来ない事を祈りながら走るので二度と来る事は無いと思っていましたが、彼のお蔭で再度通る事になりました。
登山記録はYAMAPの活動記録の下記のページに掲載しましたのでそちらをご覧下さい。
https://yamap.com/activities/20213227
写真は昼食を取った池の段より見たこれから登る立烏帽子と2週間前登った船通山。その間に大山が見えるはずなのですが・・・・
そして、駐車場から車で向かう竜王山です。
竜王山は、そこから今日、歩いた御陵~池の段~立烏帽子が振り返れます。
竜王山から東を望むと、去年登った、多飯が辻山や猫山が。
竜王山は車でも来れますが、訪れる人はほとんどなく静かに眺望と秋の野花を楽しむことが出来ました。先ず竜胆(リンドウ)。
そして、山辣韭(ヤマラッキョ)。
更に梅鉢草(ウメバチソウ)。そうやって、見付けて名前を思い出せば呆け防止にもなると思っています。
中国百名山 広戸仙 ― 2022/10/20
今年の6月に中国百名山の内、50座の登頂を果たしたが、残りは日帰りが困難か、私の体力か技術では危ない山ばかりとなってしまいました。なんか他に見落としている山は無いものかと、今一度検討してみたところ、高速を使えばなんとか、9時間で行って帰れそうな山がありました。それは津山の広戸仙です。
広戸仙は那岐山の一つのピークで、麓から見ると蒜山三座の様に広戸仙、滝山、那岐山と並んでおり、三座とも中国百名山に選ばれています。
登山記録はYMAPの下記のページに載せましたのでご覧いただければ幸いです。
https://yamap.com/activities/20365601
この山の魅力は何と言っても眺望です。頂上まで3か所の展望所があり、眼下に津山盆地が広がりどの向こうには、確認はできませんでしたが、小豆島と思しき山や四国の山影の様なものが望めます。写真は頂上近くの第三展望所からの眺めです。
第三展望所より東に目を向けると氷ノ山後山那岐山国定公園の山々が。この中で登ってないのは滝山だけか。
ここから広戸仙山頂は15分ばかりの尾根歩き。頂上は樹木が茂っていて展望は良くありません。樹木の間から、なんとか
大山を見付けました。やはり、大山は中国山地では一目でそれと判る特別な山です。
十月も下旬に入ると秋の野花は殆んど見かけなくなりますが、登山道のガレ場の日当たりの良い所ににトリカブトを見付けました。細かい区別は私には出来ませんが、場所が場所だけにサンヨウブシなのかもしれません。
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