欅句会 2019.022019/02/05

 2月の欅句会は新年会と先生の朝日俳壇入選百句を祝い、米子ニューアーバンホテルで行った。兼題は犬ふぐりと鶯。何方も出尽くした感のある季題なのでユニークな発想で挑戦してみました。

       恋文は 青のインクよ 犬ふぐり

 ラブレターは青のインクで書くが良いと何かで目にした覚えがあるので、作ってみました。女性4人の方に採って頂きました。私が頂いたのはSNRさんのリバティ模様。SNRさんならではの感覚は流石です。

       幼鶯や 名乗る五才の 新之助

 先月、歌舞伎座で堀越勸玄君の八代目市川新之助襲名発表があり、その挨拶が初音の様に思えて詠みました。歌舞伎ファンと思える二人の方に採って頂きました。私が頂いたのはUFOさんとSNIさんの初音。我が家も以前、初音を聞くことがあったが、もう何年も聞いてない。環境が変わったからかもしれないが、いいなぁと思います。

 当期雑詠で採って頂いたのは二句。

       初場所や 生れ出雲の 立行司

 この初場所より出雲生れの行司さんが立行司に昇進した。たぶん、島根県出身の行司で立行司になったのは初めてではないだろうか。二人の方に採って頂きました。

       荒波や 墓に飛び来る 波の花

 先週、赤碕の花見潟墓地を訪れた時に出来た句です。三人の方に採って頂き、合計11点は昨年7月以来の好成績ですが、先生の選に一句も入らなかったのは、ほぼ一年ぶり。喜びと悔しさ残る句会となりました。私が当期雑詠で頂いたのは4句。
 DTTさんの枯柳。寒牡丹の句と何れを採ろうかと迷ったのですが、枯柳の方がリズム感が良く、こちらを頂きました。
 UFOさんの雪予報。天気予報で雪と聞き、灯油を買いに出かけるのですが、運ぶ乗り物が面白い。
 先生の寒夜。上五の星座名。中七の想像、と来て季語で締める。格調高く本日の最高得点でした。
 SNIさんの立春。雨音で春を感じると詠んだ句ですが、言われて見ればそうかもしれないと思わす一句でした。

 今日の句会には数年ぶりにHSAさんが参加。辛口の独特の選評で、句会が引き締まった気がしました。
 


「中井精也のてつたび」ファンミーティング@米子2019/02/09

 NHKのBSに定期放送ではないですが、「中井精也のてつたび」という番組がある。そのファンミーティングが米子で開かれたので、参加させて頂きまました。司会は鳥取放送局の原田裕和アナウンサー。

「中井精也のてつたび」ファンミーティング@米子

 最初は、3月2日放送予定の山陰本線で中井精也さんが撮られ写真をバックにそのエピソードのお話。


 続いて、参加者の撮られた鉄道写真を映し、中井精也さんが良い所と改善点を指摘されました。私の写真も取り上げて頂きました。


 第二部は会場を後藤総合車両所に移して撮影会です。


 工場見学会かなと思ってたら、この車両を背景に中井精也さんとのツーショット撮影会でした。90人余りの各自とのツーショットですから大変です。撮影は各自のカメラでお弟子さんの方がシャッターを押されました。


 最後はこの車両を中心に参加全員を写し込むと言って、特殊なカメラで撮影です。


 モニター画面を見せて頂きましたが、車両を囲むように360度沢山の顔が写ってました。合成でしょうが、カメラでその場で出来るのが摩訶不思議。

芋焼酎 櫂2019/02/14

 このところ、息子が贈ってくれた芋焼酎を毎晩楽しんでます。銘柄は「櫂」。櫂と言うと直ぐ思うのは朝日俳壇の選者である長谷川櫂、NHK俳句の選者にもなった櫂未知子の二人の俳人である。しかし、この櫂は焼酎造りに欠かせない櫂入れの道具であり、前身すると言う意味も持って名付けられたそうだ。

芋焼酎 櫂

 製造は南さつま市の萬世酒造。たぶん、ここの焼酎を口にするのは初めてだと思う。しかも、この銘柄は普段販売していない限定販売の品とある。


 お湯割りかロックがお奨めとあったので、暖冬なのでロックで頂いてますが、癖がなくスッキリとした飲み心地で美味い。久し振りに良い芋焼酎に出合えました。

大山の北壁と南壁2019/02/18

 大山をほぼ真北から写そうと大山町の二本松辺りへ出かけてみました。逆光ですが薄曇りなら北壁の襞が見えるかなと思ってましたが、やはり、春分を過ぎて北壁に日が当たらないと駄目ですね。

大山北壁

 それならばと、同じ構図でアートフィルターをドラマチックトーンにして撮って見ました。如何でしょうか?


 ここから見る勝田ヶ山、甲ヶ山、矢筈ヶ山の連山の見慣れない姿です。


 佐摩付近から撮った大山の北壁です。田の色が早くも早春の色合いとなってます。


 大山町二本松辺りから上の田畑は雪に覆われてたので、それより標高の高い御机の棚田は当然、雪に覆われてるだろうと、午後は南に回ってみました。ところがこのあり様。


 南壁は北壁に負けないくらい雪が付いているのに、大山に遮られて南側には余り降らなっかった様です。


 烏ヶ山も心なしか何時もより雪が少ない気がします。


 何時もは雪に覆われて見えない早春譜の歌碑。もう完全に早春の景色となってます。


 何時もなら綿帽子を被っているはずの御机の茅葺小屋。全く平年と異なる装いです。


氷柱2019/02/19

 今朝の日本海俳壇に下記の句が三席で入選しました。

       野田哲夫選       教会の 魔女の爪めく 軒氷柱

 選評には「教会に魔女がすむお話は面白そうだ、氷柱を通して二つを取り合わせたファンタジーへの寓意(グウイ)は楽しい。」と
 一月の欅句会の兼題が氷柱でしたが、今年は暖冬でとんと氷柱を見ていない。何かネタは無いかなと思案してたところ、正月にテレビで「アナと雪の女王」をやってて見ているうちに掲句が浮かんできました。
 これで、今年二度目、通算17度目の特選。しかも、野田先生には3年間で七回特選に選んで頂きました。4人の選者の中で一番相性が良いようです。