欅句会 2021.062021/06/01

 6月の兼題は穴子と麦の秋。穴子と言って思い出すのは、目黒の駅ビルの天婦羅屋さんで食べた皿からはみ出んばかりの穴子の天婦羅と境の鮨屋さんで握り寿司くらいで、余り馴染みが無い。ネットで調べてみると島根県は穴子の水揚げが日本一とか。しかも大きさは江戸前や瀬戸内の倍だという。トロ箱に入れられた穴子の写真が載っていた。

       トロ箱に 折り畳まれし 大穴子

 実景では無いので、兎に角、宿題を片付けたと言ったところでしたが、意外にも先生を始め5人の方に採って頂きました。私が頂いたのは先生の穴子寿司。実景かどうかは分からないが、ネットの写真で見る大田のドライブインレストランの名物料理の穴子寿司そのもので、もし、大田に行く機会があったら必ず食べるぞと決めたくなります。

 麦の秋は2年前、旧国鉄倉吉線廃線跡トレッキングに参加した帰りのバスの車窓より見た光景が思い出されます。麦畑の向うに山陰本線が見えたので、勝手に想像し

       麦秋の 沖行く赤の 一輌車

と詠んで、日本海俳壇に投稿し、野田先生に採って頂きました。そこで、二匹目の泥鰌を狙って、倉吉ウィスキーを一度吞んでみたいなと思いながら

       ハイボール 傾け見やる 麦の秋

としたのですが、作者が見え見えだったのか、一人の方にしか採って頂けませんでした。私が頂いたのはSENさんの伯耆富士。季語は菜の花でも青田波でも向日葵でも行けそうな気がしましたが、中七の表現の勢いに採らざる負えませんでした。そして、UFOさんの君のふるさとは作者の心情が滲み出てる句で、本日の特選五句に選ばれました。

 当期雑詠で詠んだのは

       植林帯 抜けて新樹の 光浴びる

登山で杉などの針葉樹の中を登って行くのが一番退屈で、それを抜けると景色も明るくなり、気分も晴れます。欅句会では何方にも採って頂けませんでしたが、公民会の句会では指導の先生に採って頂きました。

       ワクチンに 並ぶ卯の花 腐しかな

コロナ禍の時事俳句なので、どうかと思いましたが、卯の花腐しを詠んでみたく冒険句として出してみたところ先生を含む3人の方に採って頂きました。公民館の先生は常々時事俳句は駄目と言っておられたので、この句には論評もありませんでした。

       居酒屋の 売り弁当や 街薄暑

これも時事俳句。5句の中で誰も採らないとしたら、この句だと思っていたのに、UFOさんが採られたのには驚きでした。然も、選評まで頂き嬉しい限りです。当期雑詠で私が頂いたのは

 UFOさんの更衣。外出自粛の昨今、着る機会が無くそのまま仕舞う服に皆さん共感し高得点。
 NKMさんの夏薊は作者が薊に何を思ったのか気になる所。
 MTSさんの薫風は野点を肌で感じさせてくれます。
 DTTさんの片襷は小料理店の女将さんの姿でしょうか、一寸寄ってみたくなります。    

追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が入選してました。

       椋木誠一朗選       居酒屋の 締めに出されし 豆の飯

 掲句は2年前の句会に出した句で日本海俳壇にも投句しましたが、その時は採って頂けなかったので、中七の表現を変えて再挑戦したものです。これで日本海俳壇の入選は5年ぶり2度目の15週連続となりました。通算では275句目。何故か区切りの時の選者はたいてい椋木先生です。この調子なら77歳の誕生日に300句入選達成は夢ではないかもしれません。


大山一ノ沢上部の花畑2021/06/07

 梅雨晴れ間なのか、半月前の梅雨入り宣言は走り梅雨だったのかも知れませんが、ここ五日ばかり晴天が続きます。今日で月払いの登山保険の期限が切れるので、今年前半の登山を〆たいと思い、栂桜に合いに出かけました。二年前は三ノ沢でしたので今回は一ノ沢。大山環状道路の横手道の出合付近の駐車スぺーすに車を置き、一ノ沢の砂防工事用道路を登って行きます。工事用道路の終点より一ノ沢の上部を見上げると


 ここから少しバックして林の中の急登の径をよじ登ります。三坂山並みの急登ですが、捕まる木々があるだけマシ。森林限界を過ぎると灌木の中を薮漕ぎです。時々出合う花の前で、カメラを覗くのが小休止。


 岩鏡に鹿子草。


 そして、翁草(オキナグサ)。一ノ沢を選んだのはこれが咲いていると聞いたからですが、遅かったようです。


 この後、崩落の淵の上部ギリギリの所を、滑落しない様に慎重に登って行き、崩落の上部を過ぎるとありました!栂桜!


 ネットで四季の山野草を検索すると本州中部以北の高山に育つとある。それが西日本の山の 1,500m付近で見られるのだ


 弥山山頂まで標高差 200m。40分程度で行けそうですが、十日前に行ったばかりですので、ここで撤退です。


 周辺の景色を見ながらのおにぎりは最高。


 足元にはこれから下る径が終点まで見下せます。


 帰りも花を写しながら。来るときは写す余裕が無かった、ダイセンクワガタと舞鶴草。


 谷空木もこの高度ですとようやく花が開き始める頃の様です。


 森林限界まで降りて来た所で、大山南壁を振り返ります。


 下山は予定より時間がかかってしまいました。激登より激下りの方が辛い事を身に染みた一日でした。登山記録はYMAPに投稿しましたので下記のページをご覧下さい。
https://yamap.com/activities/11616874

追記:明くる朝の日本海俳壇に下記の句が入選してました。

       野田哲夫選       参道の 石の水路や 著莪の花

 野田先生、2カ月半ぶりの選者復帰です。入院でもしておられたでしょうか?
 これで日本海俳壇16週連続入選で自己新記録達成。後は年間特選入選数の自己記録更新です。


2021/06/15

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選してました。

       佐藤夫雨子選       鮎の骨 抜きて差し出す 若女将

 季題の鮎は昨年7月の欅句会の兼題。私は魚の食べ方が綺麗と言われる方だが、鮎だけは食い慣れていないせいか、どうも上手くいかない。見かねた女将がチョット貸してと皿ごと取り上げると、あっという間に骨が抜かれて戻ってきた。20年も前の事だが、ふと思い出します。


ビアホフ ガンバリウス2021/06/17

 義父の祥月命日の今日、墓参りの後、結婚記念日、父の日、家内の誕生日祝いなどを兼ね、2年ぶりにビアホフ ガンバリウスに行きました。今回は開業24周年感謝祭とあって 300ml 500円の地ビールが240円。昼は余り呑めない小生にとっては千円の飲み放題より有難い。


 先ずはピルスナーと季節の彩りサラダから始まって


 最後に頼んだのがスモークサーモンと砂丘長芋のマリアージュ。最後に今まで食べてない料理をと思い頼んだのですが、大満足。食べ終えて、次回からはこれを最初に注文しなければと、家内と話し合いしました。


 創業祭にも関わらずコロナ禍で、客の入りはかなり少なく心配になります。我が家にとって無くなって欲しくないレストランのナンバーワンです。
 昨日、フェイスブックで中岡みずえさんが中海テレビの「ふらりおんな酒場めぐり」の収録でガンバリウスを訪ねたとありました。そのなかでみずえさんと工場長が息子と同じ中学校の先輩後輩と分かりビックリ。放送は7月3日からとか。見なくては。

薫風2021/06/22

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選してました。

       遠藤裕子選       薫風や 窓全開の ローカル線

 最近、エアコンの無い列車に乗る事はほとんどなくなったが、ローカル線に乗ると、たまに出合う事がある。その列車はこの時期、天気が良ければ、窓を全開にして走ってくれる。木陰の中だったりすると、結構涼しくて気持ちの良いものである。