欅句会 2021 初句会2021/01/05

 新年あけましておめでとうございます。2週間ご無沙汰でしたが、本年もよろしくお願い致します。
 年末は10年ぶりの年末寒波に見舞われ、正月は初詣もせずに雪掻きと炬燵で過ごしました。で、今日5日の初句会が、家族以外の人との初顔合わせとなりました。
 兼題は風花と豆撒。えっ、2月の季題では無いかと思いましたが、歳時記には1月の季題として載ってます。風花は東京に居る時、仕事で小諸に行った時以外、見た事が無く、上五、中七、下五それぞれ別の実景をを合体させた創造句で

       風花や 大山仰ぎ 退院す

 先生を含む二人の方に採って頂きました。私が頂いたのは先生の確かに実景を写生されたと思わせる一物仕立ての句で、今日の最高得点だったと思います。

 豆撒は子供が大きくなってからはした覚えがないが、確か撒く場所は家内の指示に従ったと思います。それを、受け狙いで

       出て行かぬ 鬼の指図で 豆を撒く

 男性票を狙ったのに、何故か30台の女性一人に採って頂きました。私が頂いたのはYSTさんの年男。豆撒く声で自分の歳を意識するとは切実です。

 当期雑詠で採って頂いたのは下記の一句です。

       カーテンを ぱっと開きて 初景色

 元日の朝、どの程度雪が積もっているか見たくて、出窓のカーテンをパッと両側に開いた時、見えた外の景色を詠んだものです。先生の選に入りました。私が頂いたの当期雑詠の句は下記の五句。

 HDYさんの初氷。小学校に入学して9ヶ月、子供の背長ぶりが窺える句です。
 SNIさんの初電話は元気な声に新年の御慶が伝わって来ます。
 YWHさんの弓初は自身の腕で今年の運勢を問う気合が伝わって来ます。
 SNIさんの賀状の添え書きへの想いは私も同じです。先生も同感で今日の五句に選ばれました。
 DTTさんの年用意は独り身にの実感が伝わって来ます。



冬帝2021/01/12

 8回連続俳句の事で申し訳ありません。なんせ、ここ一ヶ月以上、句会と買い物以外に外に出る事が有りませんので。
 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       佐藤夫雨子選       冬帝を  迎へる木々の  ストリップ

 11月も末になると真っ赤なドレスを纏った木々の衣装が一枚一枚剝がされ行く。最後に葉が一枚になった時、冬、すなわち冬帝を歓迎するかのように木々がストリップしている様に思えて、詠んだものです。この句は、まず女性は採らないだろう。男でも採るとしたら高齢の方しか居ないと思い、佐藤先生にぶつけて正解でした。特選とはいきませんでしたが、その手前の位置で採って頂きました。


冬木立2021/01/19

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。


       遠藤裕子選       御簾越しの 如く見せたる 冬木立

 晩秋から初冬にかけて山歩きをすると普段見られない景色に遭遇することがある。例えば、普段大神山神社奥宮の石畳の参道から金門は樹木に遮られて見る事は出来ないが、冬にお参りすると木々隙間に金門の岩が薄っすらと見える。まるで、帝が御簾越しに下々を拝謁している様に。そう思って詠んだ句です。
 簾は夏の季語なので季重なりではないかと思う人もいるやも知れませんが、如くによって季語で無くなった解釈され採用されたと思います。


初景色2021/01/26

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       椋木誠一朗選       カーテンを ぱっと開きて 初景色

 欅句会で中村先生に採って頂いた句であるが、季題の初景色がホトトギスの歳時記に採用されたのは11年前と比較的新しい。それには、「元旦の四方の景色をいう。風光明媚な地に限らず、日ごろ見慣れた景もどことなく改まり吉祥の気に満ちて目に映るものである。」とある。毎朝、最初にする事は出窓のカーテンを開く事だが、そこで飛び込んでくる外の景色が私にとって令和三年の初景色となったのだ。