曼珠沙華2020/11/03

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       野田哲夫選       肋骨を 思わす白の 曼珠沙華

白の曼珠沙華

 赤の曼珠沙華の中にポツンと咲いている白の曼珠沙華は美女の中の白のタキシードの雰囲気があるが、白の曼珠沙華だけだと理科室にあった骨格の標本を思わせ、上五を標本をとして句会に出したのですが、採って頂けず、標本では解り辛かったかなと思い、新聞投句はストレートに肋骨としました。特選まで後一息の位置ででしたが、野田先生には4年連続特選に採って頂いていたので、悔しい!


欅句会 2020.112020/11/04

 11月の句会は大山で吟行句会。その当日、大山は初冠雪となりました。思いもかけぬ遭遇に一句。

       あな嬉し 初冠雪に 出逢えたる

大山初冠雪

 博労座で撮った初冠雪の写真です。超ラッキーな気分だったので、採って頂けなくても記念にと思い投句したので、まさか、先生を含む二人の方に採って頂けるとは思いませんでした。

 句会の会場の向かいは写経の間があり、その隣は不動明王の仏壇があり、その隣の客間は虚子の間と呼ばれている。シャキッとした気分で句会に向かう事になる。

       身に入むや 句会前にし 写経の間

 選評で、先生も同じ事を述べられました。

 大山の吟行はだいたい、金門まで行って引き返しますが、奥宮へと向かう石畳は紅葉に覆われ、落葉が散っています。

       奥宮へ 紅葉且つ散る 石畳


 今日の情景を素直に詠んでいると、先生を含む三人の方に採って頂きました。

 この景色の中、二三組の結婚式の前撮りに遭遇しました。白無垢が紅葉に映えるのを見て、許可を得て撮らしてもらい

       白無垢を 包む錦の 紅葉かな


 これも滅多に出遭えない記念にと思い、出した句でしたが、先生とSENさんに採って頂けるとは思いませんでした。

 今日は久し振りに先生に4句採って頂けました。吟行句会では特選の五句の方に先生より短冊が頂けるのですが、二句特選を頂いた方が居られて、私が先生の選が一番多かったという事で残りの短冊を頂けました。

 私が頂いたのは7句中3句が先生の句でした。しかも、出句された5句全てをノミネートしてました。こんなことは句会に参加して初めての事です。同じ景色を見てたので強く共感出来たせいでしょうか。残る4句は
 SNIさんの蔦紅葉。赤と緑の対比の光景がが一読しただけで浮かんできます。
 同じくSNIさんの朴落葉は重い物との対比の意外性が面白い。
 YWHさんの初冠雪は、『はだら』という初めて知る表現に魅かれました。
 UFOさんの句は初冠雪を詠んだものですが、その言葉を使わずに大山の初冠雪を見た人ならば分かる季語を用いて表現されたのは流石です。
 
 


 

大山の紅葉Ⅱ2020/11/05

 先週、週末だったのでパスした所を回ってみました。先ずは奥大山スキー場。


 ゲレンデの片隅の楓の紅葉が見事です。


 週末は車の数珠つなぎの大山環状道路は駐車スペースも空いており、黄葉のブナ林を撮ることが出来ました。


 鍵掛峠は一台待ち程度で止める事が出来ましたが、南壁直下の紅葉はピークを過ぎていました。

大山の紅葉Ⅱ

 しかし、駐車場の周囲は紅葉真っ盛り。


 最後に向かったのは川床。


 ここは、午前は東側の斜面に陽が当たらず、午後は西側の斜面が陰になるので正午前後を狙いです。


 ここの魅力は山水画の様な背後の三鈷峰と紅葉のグラデーション。


 見上げると黄葉が青空に映えてます。


 大休峠に向かう径は何処までも歩いて行きたくなる気にさせてくれます。
















去ぬ燕2020/11/10

 今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       佐藤夫雨子選       蚊柱の 如く舞ひ飛び 去ぬ燕

去ぬ燕

 一月近く前、朝カーテンを開けると町内の電線という電線に燕が止っていました。寝床を片付けて再び外を見ると一斉に飛び立ち旋回したと思ったら、ひと塊となって去って行きました。カメラを取り出す暇もありませんでしたが、恐らく少し離れた所から見たら、蚊柱の様に見えたのではと思い詠んだ句です。
 この入選で日本海俳壇に掲載された句は通算250句となりました。また、今年の目標として36句、つまり、月平均3句入選に後一句で達成です。こうなれば、今年は残り6回の掲載がありますので、後5回入選して夢の年40句入選で年を終えたいものです。


鷲峰山 登山2020/11/12

 大山山頂の避難小屋の改修が終わり使用できるようになったので、行って見ようと思ったのですが、朝見ると山頂付近は薄っすらと雪景色。冬山の装備は持って居ないので、中国百名山の鷲峰山(標高 921m)に変更。鷲峰山は鳥取単身赴任の頃、行き帰りに何時も浜村付近で横目で見ながら、何時かは登りたいと思ってた山です。写真は道の駅西いなば気楽里から眺めたものです。

鷲峰山 登山

 鷲峰山の登山道は5ルートありますが、一番標高差の少ない、つまり楽な小別所コースを選びました。林道の舗装道路の終点が登山口です。


 鷲峰山 登山は木段が有名の様ですが、こちらは南側から登るコースに比べると少ないそうです。


 六合目を過ぎた辺りに岩棚があり、そこから浜村や鹿野の街並みが見下せます。


 七合目半辺りに展望デッキがあり、そこから大山が望めます。


 往きは見えなかったのですが、下山時には大山を見る事が出来ました。


 約1時艱40分で頂上に到着です。展望は東側だけが開けており、


 湖山池や鳥取の市街地。


 扇ノ山や氷ノ山などの東側の県境の山々が望めますが、頂上より大山が見え無いのが残念です。


 今日の登山軌跡と標高図です。