前方後円墳発掘調査現地説明会 ― 2020/09/19
淀江の産業廃棄物処分場予定地で前方後円墳が見つかり、発掘調査現地説明会が開かれたので行ってまいりました。
竹藪が撤去され、綺麗に後円部の形が分かるようになってます。
前方後円墳は上空からでないと中々分かりませんが、前方部と後円部の境のくびれ部がある事で前方後円墳と判断できます。
この古墳は前方部も石室があり、後円部の石室より新しい造りだそうです。石室の床には玉石が敷き詰められてます。石室の天井などの上部は盗掘の時に取り外され、撤去されたものと思われます。
前方部と後円部の境に土器の破片が散乱してます。ここで、祭祀を行った後、祭祀に使った道具を粉々にして埋めたものではないかと思われます。
後円部の石室。盗掘のため床の玉石も剥がしたものと思われ、ここには玉石も残ってません。
今回見つかった土器の一部。更に発掘が進めば、土器を繋ぎ合わせて元の形が復元できるかもしれません。
更なる発掘に乞うご期待です。
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