欅句会 2020.072020/07/07

 欅句会が再開です。実に2月以来5ヶ月ぶり。但し、会場の本の学校はまだ、10人以上の集会を認めていないので、国道を隔てた向うの産業体育館の研修室を借りてです。入口にアルコール消毒液。窓と戸は開けっ放し。マスク着用。ここまでは一般的なコロナ対策ですが、句会では皆さんの投句を回覧して選句します。その回覧する紙を皆が手で触れる事になるので、接触感染防止のため、予め郵送で投句し、それを幹事さんがランダムに配置して一覧表を作成し、それを見ながら選句する方法を採られました。何時もなら清記用紙に7句程度が書かれており、その中で2~3句ピックアップして、次に回してのですが、いっぺんに百句近い句を見せつけられると、選句に戸惑ってしまい、見逃した句が何句もあってしまいました。

 月の第一火曜日が欅句会で、第一水曜日が公民館の句会なので、普段は欅句会の方が先なのですが、今回は1日が水曜日だったので、逆となってしまいました。公民館の句会は10句投句なので、そこで成績の良かった5句を欅句会に投句して見ました。先ず、今月の兼題の鮎。

       鮎の骨 抜きて差し出す 若女将

 魚の食べ方は上手い方だと思っているのですが、川魚は食べ慣れないので、もたもたしてると仲居さんが「こうするのよ」と言って、あっという間に骨を引き抜いてしまった。それを思い出し句にしたものです。鮎の句はもう一句あったのですが、此方は何方にも採って頂けませんでした。

 今月のもう一つの兼題は夏野。

       テンガロン ハツトの駆くる 大夏野

 私の出句の中で一番点が入ると思ってたのですが、豈量(アニハラ)ず初参加の肩に採って頂けただけ。4ヶ月のブランクで、感が鈍ったか。

 当期雑詠で採って頂いたのは2句

       葉隠れに ここだ生りたる 実梅かな

 6月の末辺りに梅が実るのだが、表から見えるのは数個である。実際に採り始めると葉の陰に隠れてたのが見つかり始め、予想だにしない大漁だった記憶がある。実際に採って見た人でなければ分からない句でしょうね。言い方は悪いけど、在郷(ザイゴ)の方に採って頂きました。

       薫風や 窓全開の ローカル線

 最近の電車はエアコンを利かすため、窓が少ししか開かないが、コロナ対策のため少しでも開けて走っている。この辺を走ってる車両なら、全開にして走れるのになと思いながら、詠んだ句です。3人の方に採って頂きましたけど、実はこの句は6月の公民館の句会に出した句です。何故かと言うと、本来、出すはずの句は今日の日本海俳壇に掲載される可能性が高いと判断したからです。その句は、後程、追記で。

出句は5句ですが、選句は7句です。私が頂いたのは
 GRIさんの夏野。久、行ってない夏野に出かけ匂いを嗅いでみたくなる様な一句。流石、画家の句ですね。
 MTSさんの鮎は絵の鮎なので季題とならないかも知れないが、毎月季節に合った掛け軸を床の間に架ける身には季節を感じざるおえません。
 URIさんの鮎は神頼みの釣り師の気持ちが感じられます.
 MTSさんの鮎料理。頂く箸は杉と来た。確か、京都の高級料亭では吉野杉の箸を使うと聞いた覚えがある。美味しさが増す様な一句。
 NGTさんの蛍は一読して最初に思うのはアニメの火垂るの墓。上五に塹壕と来た。ならば、戦場になった所か。じゃあ沖縄だな。そうか、6月は沖縄の慰霊の日がある。と謎解きの様に昨句の情景が浮かんできます。本日の特選句に依存なしです。
 UFOさん麦酒。下戸と来たからIOTさん句かと思ったが、名乗りを聞いてびっくり。しかし、直ぐになるほどと納得しました。
 SNIさんの実梅は中七が違うだけで上五と下五は私の実梅と全く同じ。未練を残す表現でこちらの方が上でしょうね。

 今回、頂いたのは7点で悪くはないのですが、17ヶ月ぶりに先生の選に一句も入らなかったのが無念。公民館の句会は5月を除いて休みは無かったので、自然と句風が中村先生好みから、由木先生好みになってたのかも知れ無い。

追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。

       椋木誠一朗選       法螺貝の 響く参道 山法師
 

 特選句にはならなかったけど、久し振りの上位入選でした。予想通り、欅句会に出さなくて良かった。

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