雪 ― 2020/03/03
今朝の日本海俳壇に下記の句が一席で入選しました。
佐藤夫雨子選 ぴかぴかに 磨く用具や 雪を待つ
選評には「一見して用具は何であろうと思う。しかし、良く見ているうちに判って来る。ぴかぴかに磨く必要のある用具は、微妙な精度を必要とするもの、それはスキー用具に違いない。そういう風に推敲させる醍醐味がこの句にはある。」とあった。
日本海俳壇に投句し始めて丸9年。通算20句目の特選を一席で飾れるとは嬉しい限りです。掲句は2月の欅句会の兼題の雪が1月過ぎても降らず、スキーヤーはジリジリしながら手入れをしてるだろうなと思いながら作った句です。しかし、句会では誰にも採って頂けなかったので、特選とは予想外で最初、新聞を開いた時、私の名が載ってないと思ったほどです。
八雲山 ― 2020/03/09
大山に雪のあるうちに八雲山から撮ってみたいと思っていましたが、中々機会が無く今日になってしまいました。直接登っても良いのですが、8年ぶりですので須我神社を素通りするわけにはいきません。行ってみたら、一の鳥居が新調されてました。
二の鳥居から神門~拝殿と一直線ですが、二本の神木も鳥居を思わせます。
社務所辺りから見た神木と拝殿。素戔嗚尊と稲田姫の最初の夫婦生活を始めた場所とされてます。
今迄、気付かなかったけど神社の横に、ご縁結びの夫婦松なんてものがありました。松が古くないので昔から在ったものではないと思います。
須我神社より車で8分の所に八雲山の登山口があります。
登山口より5分ばかりで手水所ならぬ禊場。
そこで身を清めて登ること7分で須我神社の奥宮である素戔嗚尊を祀る岩座の夫婦岩があります。
そこから登ること約15分で八雲山山頂(標高 424.1m)です。今日の目的はこの写真を撮る事。唯一座、雪を被った大山の存在感は群を抜いてます。
北東に目を移すと中海から島根半島が望めます。
西の斜面の樹木が切払われて須賀の麓が良く見える様になりました。そして、左端に見えるのは
三瓶山です。まさか三瓶山も見えるとは!今日来て良かった!
熊野大社上の宮跡 ― 2020/03/10
八雲山から熊野大社に向かう道をグーグルマップのストリートビューで下見をしてたら、熊野大社上の宮跡なるものを見付けたので、立ち寄って見ました。
それぞれのお宮の跡を示す石柱が5本ほど立って居るだけでです。
その背後に上がる道は何かしら感じる物が有ります。
岩の窪みに石清水が一滴づつ滴り落ちていて、それを受ける石の鉢が置いてありました。この水は眼病に効くと書かれてあります。
更に足元の悪い径を登って行くと磐座の様な大きな岩が。この前で祝詞を唱えてから岩の上に上がります。
岩の上が熊野大社のご神体である天宮山(天狗山)の遥拝所となっています。
そこから見る天狗山です。この頂上近くに大きな岩があり、それが熊野大社の元宮と言われてます。
追記:今朝の日本海俳壇に下記の句が二席で入選していました。
遠藤裕子選 せせらぎの 光纏へる 猫柳
掲句は昨年の三月の欅句会で出した句で誰にも採って頂けなかった句ですが、着目は悪くないと思い推敲し直し、中七の三文字を替えて投稿したものです。それが二週連続特選となるとは思いもしませんでした。
湯梨浜町滝巡り ― 2020/03/12
新型コロナウィルスの流行で世界的に集会の自粛が広がっている。大相撲は無観客、センバツとフィギュアスケート世界選手権は休止。テレビのスポーツ観戦もできない。仕方なくでもないが、人の来ない観光地を狙って出かけました。
向かったのは湯梨浜町の鉢伏山展望駐車場。目的はそこから見る大山。残念ながら春霞で霞んでました。
眼下には東郷池。鳥取方面の景色も期待したのですが、そちらは樹木に遮られて望めませんでした。
昼食は倉吉のラーメンいのよし。2度目の訪問ですが、前回は11年前。移転新装開店してからは初めてです。前は町中華の店でしたが、ラーメン専門店に特化したようだ。チェーン店の様な佇まいに心配になりました。
頼んだのは醤油ラーメン大盛り730円。麺玉二つ分の量にビックリ!香りはこれぞ牛骨。レンゲでスープを一口。前食べた時より美味しくなってる。麺も良い。店のスタッフは皆若いので代替わりしたのではないかと思うが、ここは代替わりして良くなったのではないでしょうか。
昼食後は再び湯梨浜町に引き返し、二つの滝巡り。目的は今滝ですが、初めにその手前にある不動滝。駐車場より数分でたどり着けます。
ついでに立ち寄った滝なので全く期待してませんでしたが、出合ってびっくりです!落差32mの二段滝に感激です。
滝壺の飛沫のかかる場所に苔むしたお地蔵さんが置かれ花が手向けてありました。
駐車場に引き返す途中見付けたミツマタの花。ミツマタを見上げて撮ったのは初めてです。
そして、今日の目的地今滝。落差44mですから、日本の滝百選の雨滝を上回ります。
滝口のアップです。日本の滝百選に選ばれなかったことが不思議です。
滝壺のアップ。夏だったら裸になって、打たれて見たいと思わせます。
今滝の右隣に名も無い水量の少ない細い滝がありました。単独だったら名が付けられたでしょうに。
滝壺の脇に大きな椿の木が在りました。一句詠みたいですが、季重なりだしなぁ。
この後、松崎温泉に浸かろうかと思いましたが、室内の濃厚接触を避けるため断念して帰りました。
山笑ふ ― 2020/03/17
今朝の日本海俳壇に下記の句が入選しました。
椋木誠一朗選 熊除けの 要らぬお喋り 山笑ふ
季題の山笑ふは3月の欅句会の兼題でしたが、新型コロナウィルスの流行のため、政府の濃厚接触自粛要請を受けて中止となり、欅句会に出さないまま、新聞に載ることとなりました。
掲句は以前、大万木山に登った時、至る所に熊注意の看板が出てましたが、広島のヤマガールに人気の山で、登山道の賑やかな事。これなら熊除けの鈴を付ける必要は無いなと思い、出来た句です。
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