欅句会 2019.032019/03/05

 本日の句会は欠席が多く寂しい句会となりましたが、会場の前庭の桜の開花が救いとなりました。


 兼題は猫柳と若布。猫柳は最近、お目にかかった事が無く、まったくの想像句を投句したのですが、案の定、駄目ですね。私が頂いたのは、YSTさんの制服。この制服を卒業と取るか、入学と取るか読み手の取り方ですが、私は卒業と撮りました。先生は入学と取って本日の特選句。
 そして、もう一句MTSさんの備前壺を頂きました。思い出して見ると、猫柳は生け花で見たのが最後かもしれない。

 若布は食品となって食べる事以外は思い浮かばない。

       香り立つ 炙り若布や 朝の飯

 予想通り類句が沢山。それでも採ってくれた方がお一人居られました。私は結局一句も採らなかったけど本日の特選5句の内3句が若布の句でした。見逃しの三振多き目借時です。

 当期雑詠で採って頂いたのは二句。一つ目は

       地球儀の 北極白く 春埃

 二年前実家を引き渡すため家財の片付けをしてたところ、飾り棚に地球儀があり、上の方が埃で白くなっていて、北極が凍っている様に見えたのを思い出して詠みました。先生の他二人の方に採って頂きました。

       三打目の 球は何処や 苜蓿

 ゴルフを止めて20年近くなりますが、たまに光景を思い出し、句にする事があります。ゴルフをしてる先生なら採るかもしれないが、評価のポイントは上五の数字と、下五の季語だなと思っていた所、選評で褒められ、特選に選んで頂きました。他に二人の女性に採って頂きましたが、お二人の選評もゴルフをされてる方と思われる言い方でした。

 小生が頂いた当期雑詠は五句。
  UFOさんの渓の春は渓流釣りの景色ですが、視点がユニークで、DTTさんか先生の句かと思ってました。
  IOTさんの句は寒さと重さを春の雪に例えて、なるほどと思わせました。
  先生の春は一読して春の小川の歌を思い出させる軽やかさが現れてました。
  SNIさんの春炬燵は取り留めのない小母さんの会話を目の当たりにするよう。
  MUJさんの崩れた石垣を春寒しと詠まれ、ピッタリと思ったのですが、先生の評価は付き過ぎと。これが季語の選択の  匙加減の難しさですね。