六月の新花の百名山 比婆山2018/06/22

 半世紀以上前から比婆山の立烏帽子駐車場に行く道があるのは知っていたのですが、楽な道では無いと思っていましたので過去三回は登山道を通って此処を通り過ぎてました。愛車が後9カ月の命なので、思い切って車で行ってみました。久し振りにケツの穴がムズムズする緊張感のある運転を強いられ、駐車場に着いた途端、トイレに飛び込みました。

新・花の百名山 比婆山

 今回は立烏帽子は帰路にして、通った事の無い千引岩経由で御陵を目指しました。これが千引岩です。この岩を挟んでイザナギとイザナミが夫婦別れの口喧嘩をしたそうです。


 比婆の御陵。イザナミノミコトの墓所と言われてます。防虫スプレーを全身にかけてますが、全く利きません。


 お昼は木蔭もあり、虫の少ない烏帽子山に向かいます。その途中で小さな花に出合いました。厚葉立浪草(アツバタツナミソウ)です。


 烏帽子山の山頂は巨石が点在し、山ツツジが咲いていて、日本庭園の様です。


 ここからは新・花の百名山の夏のお花を紹介しますね。とは言うものの山ツツジの手前のスズランの様な花。ツツジ科の荒毛夏櫨(アラゲナツハゼ)でしょうか?


 これは小紫陽花(コアジサイ)。今日一番多かった花です。


 六月の山野草と言えばこれですね、銀竜草(ギンリョウソウ)


 薄暗い湿気った所に背丈2mを越す草に白い花。梅惠草(バイケイソウ)の様です。


 御陵を通り過ぎた辺りで足元に小動物が。モグラの子供ですね。動きが早く手振れしてます。


 草葉の陰に何か白い物が。覗いてみると深山鳴子百合(ミヤマナルコユリ)だと思います。地面擦れ擦れのロービームで撮れたのはバリアングル付きのカメラのお蔭です。


 帰路は池の段を通り立烏帽子へ


 立烏帽子に登る途中、下野(シモツケ)に出合いました。これは草ではなく木のシモツケです。


 そして、色の付いた山法師(ヤマボウシ)。街路樹で見た事がありますが、自然界では初めてです。


 今年の夏山登山、最後の登頂は比婆山の最高峰、立烏帽子です。