欅句会 2017.112017/11/07

 11月の兼題は菌と行秋。俳句では茸の事を菌と書く。句会の後、菌と茸の使い分けを聴いたら、訳のわからない茸は菌を使うと言う事だった。先月は一月遅れの秋の長雨となり、我家の庭の芝生に茸が顔を出し始めていた。昔ゴルフをしてた頃、ボールを探しに行って、見付けたと思って近寄ると茸だったことがあった。

       フェアウェイに ボールと惑ふ 茸かな

 掲句は採って頂けるとしたら、先生しかないなと思っていたが、やはりそうでした。私が頂いたのはSNIさんの茸採りの人の心理をよくついたもので今日の最高点だったのでは。NYNさんの句は茸採りの初心者の目を詠んだもので経験者ならではの表現。先生も採られました。

 行秋は私の句は駄目でしたが、私は3句頂きました。NKMさんのドローンを詠みこんだ句。NKMさんは視点が斬新です。
KDHさんのは動物園で行秋を感じたという一句。そういえば私も動物園の思い出は秋ばかりです。IOTさんのは取り合わせだが、私も登山やハイキングしてて、その用具に秋を惜しむ気があります。

 当期雑詠で採って頂いた句は、

       一村の 電線占めし 帰燕かな

燕帰る

  先月の朝、町内の電線という電線が燕に占領されてました。我町内は帰燕の集合場所となっている様です。町内のでは面白くないと思い、一村のにしたのですが、先生を始め6人の方に採って頂きました。
 私が頂いた当期雑詠の句はKDHさんの猪。山径を歩いているとやけに掘り起こされた所に出合う事がある。そんな情景を詠まれた句でした。DTTさんの凩は淡々と詠まれた句ですが、下五の表現が凩の風景を生かしてました。

 今朝の日本海俳壇に下記の句が特選二席で入選しました。

     佐藤夫雨子選     咲きし場所 妻に言ふまい 鳥兜


 選者の評は、鳥兜は猛毒だと聞いているが、漢方薬で使用する場合もあるそうだ。なぜ妻に言ふまいとよまれたのだろうか。薬効、毒性について興味を持つ妻だから近づけたくないと言うのであろうか。「言ふまい」に、この句の命がある。とあった。皆様はどう読まれましたか?