欅句会 2015.12 ― 2015/12/02
今日の大山です。週末は全山真っ白でしたが、だいぶ溶けてしまった様です。
ブログ(日記)はその日のうちに書いてしまうのが原則なのですが句会の後、中学の同期生会の打合せを兼ねた忘年会があり、翌日へ持ち越しとなってしまいました。
さて、12月の兼題はセーターと年賀状に添える一句。私にとって一年の納の句座なので好成績で納めたいと思うのですが、セーターなんて室内の暖房が行き届く様になってから着た覚えがない。無理やり作ってみたのですが、やはり名乗りを挙げられず。セーターはやはり女性の物かと思ってたところ、男のセーターが姿の句があり頂き。先生の句でした。
12月に入ったばかりで、年賀状を書く気にはまだなれなかったが、大山と初日の出に絞って考えてみました。ネットで元旦の日の出は大山の何所から上がるのかを調べると、本の学校からは頂上付近とあった。もし、大山の頂上で初日の出を見たのなら、大山の影は米子を覆い、その先端は弓ヶ浜半島の渚かと思い巡らして一句。
大山の 影届き来し 初日かな
渾身の一句と思いきや、誰も採らない、先生も。が、今日の5句に。思わず、机の下で拳を握り締めた。
私が頂いたのは不在投句ながら久々参加のASRさんの賀状。上五に賀状、下五に目出たさ、それを繋ぐ中七の言葉が良い。そして、もう一句、OTAさんの初日の出は植田正治の作品を思わせる描写でした。
当期雑詠は予定していた一句がその日の日本海俳壇に掲載されたため、補欠の一週間前に作った冒険句。
コルクの栓抜き勤労感謝の日
季語が9音のため句跨りを強いられ、何回か挑戦して敗れた季題なので今回は外した一句ですが、繰り上がりで投句。
しかも慌てた短冊を書いたため字を間違えてしまった。しかし、今日の5句の一句に。字が違うのに採って頂いたお二方に感謝です。
私が頂いた当期雑詠の句は4句。
IOTさんの山茶花は女性の庭師の表現が絶妙。
HDYさんの年の瀬の忙しさを小文字で表したのが上手い。
HNPさんの落葉はHNPさんならではの季節感か?
最後の一句はUFOさんの夜寒とGuriさんの初冠雪と迷いに迷ったのですが、清記して最初に候補に入れた方を選びました。
最後の一句はUFOさんの夜寒とGuriさんの初冠雪と迷いに迷ったのですが、清記して最初に候補に入れた方を選びました。
最後に日本海俳壇に掲載されたの
佐藤夫雨子選 秋灯 民話聴き入る 山の宿
秋灯の季語で思い浮かべたのが7年前、山楽荘で行われた「大山民話の夕べ」を聴きに行った事です。
初冬の蒜山高原 ― 2015/12/09
暖冬の大神山神社奥宮 ― 2015/12/14
12月も中旬だというのに大山寺の山門までノーマルタイヤで上って来れました。
明け方までの雨で参道の石畳が濡れ、逆光で光っています。
広葉樹の葉が落ち、日の光が均等に照らすため、神門を透して本殿を撮る事が出来ました。
何時も撮り慣れている本殿ですが、12月の光で撮るのは初めて。何か違います。
金門から冠雪の北壁を撮る心算でしたが、二三日の温かい雨で殆んど解けてしまった様です。
北壁のズームアップ。恐らく明後日には再び白い北壁へと姿を替える事でしょう。
追記:15日の日本海俳壇に下記の句が掲載されました。
椋誠一朗選 コルク栓抜いて勤労感謝の日
少し直されていますが、2週間前の句会で特選を頂いた句です。日本海俳壇の入選は84句目ですが、欅句会での特選句が入選するのは3句目。これが俳句の妙なのでしょうね。
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