欅句会 2015.10 ― 2015/10/06
昨日、自分のブログを見ようと、ASAHIネットのブログサービスを開くとアクセスランキングに「朗然の徒然」が載っているではありませんか。初めてのベストテン入りです。沢山の皆様に拙いブログを見て頂いた結果で、感謝申し上げます。
10月の兼題は稲と温め酒。収穫間際の田圃を少し逆光の方向から見ると黄金に輝いていて、幸せな気分になれる。先月姪の結婚式の式場に行く途中こんな句が浮かびました。
金色の 稲の海原 姪嫁ぐ
先生に採って頂きました。私が頂いた稲の句は二つ。一つはUFOさんの農の墓。箕蚊屋の一角でしょうか田圃に囲まれた墓地で眠る人は毎年実りの秋を迎えて幸せな気分に浸っているのでしょうね。
もう一句はSNIさんの稲運び。刈り入れの時期は一家総出。OLもも子供も全て田圃に駆り出される。そんな光景が浮かびます。
温め酒、これで連想する言葉は人肌、仲直り、同窓会。それでは面白くない、何かないかと思っていたら、邂逅(カイコウ)という言葉に出合った。思いがけない出会いを意味する言葉だそうな。居酒屋で誰と出会ったら、びっくりするかなと思い。
邂逅の 主治医と交す 温め酒
意味が理解されなくて採って頂けるかなと思っていた所、先生を含む二人の方に採って頂きました。皆さんが出された句はやはり人肌、仲直り、同窓会が多かった。それらを外してUFOさんのへしこを頂きました。実際に私もへしこで温め酒を呑みたい。そして、TGSさんの句は見知らぬ同志が狭い屋台で話が弾む雰囲気でした。
9月の末、我家の上空の電線に燕が集まって来た。燕が帰るため集合して来たのだ。ふと、燕の巣のため納屋の戸を開け放している家を思い出し
物置も 燕帰りて 戸を立てり
句会の鳥博士に採って頂きました。
私が頂いた当期雑詠の句は三つ。
IMOさんの秋彼岸。作者らしいほのぼのとした一句です。
先生の蜻蛉。とんぼが羽がソーラーパネルで出来ていると思わせます。
そして、先生の月。一つ目小僧との取り合わせが面白い。
最近のコメント