一日一組限定2015/10/03

 昨日は嬉しき事が三つ重なりました。まず、合同句集の完成です。俳句を初めて丸六年、遂に私家版ではありますが、合同句集を発行するまでになりました。これが国立国会図書館に収められると思うと面映ゆい。


 二つ目は、前から気になっていた一日限定一組の小料理店田舎屋に行く事が出来た事。


 明くる日の、むきばんだやよい塾の講師の歓迎会をここで開く事となり、何故か私も呼ばれたのだ。

一日一組限定

 部屋は八畳一間。一組5名以上で承るとの事。小料理の店とあって料亭の様な豪華な食事ではないが、美味かった。


 女将の話を聞くと主人は伯耆町福岡出身で蕎麦処「上代」の主人とか。そして、伯耆町福岡で造られ、どぶろく日本一となった酒も飲ませて頂きました。


 三つめは、夜帰ると家内より、下記の写真がNHK鳥取放送局のふるさとの一枚に採用され放映されたとあった。


 タイトルは「秋の赤と言えば」
 コメントは「吾亦紅 赤は俺よと 赤とんぼ」としました。

欅句会 2015.102015/10/06

 昨日、自分のブログを見ようと、ASAHIネットのブログサービスを開くとアクセスランキングに「朗然の徒然」が載っているではありませんか。初めてのベストテン入りです。沢山の皆様に拙いブログを見て頂いた結果で、感謝申し上げます。


 10月の兼題は稲と温め酒。収穫間際の田圃を少し逆光の方向から見ると黄金に輝いていて、幸せな気分になれる。先月姪の結婚式の式場に行く途中こんな句が浮かびました。

       金色の 稲の海原 姪嫁ぐ

金の海原

 先生に採って頂きました。私が頂いた稲の句は二つ。一つはUFOさんの農の墓。箕蚊屋の一角でしょうか田圃に囲まれた墓地で眠る人は毎年実りの秋を迎えて幸せな気分に浸っているのでしょうね。
 もう一句はSNIさんの稲運び。刈り入れの時期は一家総出。OLもも子供も全て田圃に駆り出される。そんな光景が浮かびます。


 温め酒、これで連想する言葉は人肌、仲直り、同窓会。それでは面白くない、何かないかと思っていたら、邂逅(カイコウ)という言葉に出合った。思いがけない出会いを意味する言葉だそうな。居酒屋で誰と出会ったら、びっくりするかなと思い。

       邂逅の 主治医と交す 温め酒

 意味が理解されなくて採って頂けるかなと思っていた所、先生を含む二人の方に採って頂きました。皆さんが出された句はやはり人肌、仲直り、同窓会が多かった。それらを外してUFOさんのへしこを頂きました。実際に私もへしこで温め酒を呑みたい。そして、TGSさんの句は見知らぬ同志が狭い屋台で話が弾む雰囲気でした。

 9月の末、我家の上空の電線に燕が集まって来た。燕が帰るため集合して来たのだ。ふと、燕の巣のため納屋の戸を開け放している家を思い出し

       物置も 燕帰りて 戸を立てり


 句会の鳥博士に採って頂きました。

 私が頂いた当期雑詠の句は三つ。
  IMOさんの秋彼岸。作者らしいほのぼのとした一句です。
  先生の蜻蛉。とんぼが羽がソーラーパネルで出来ていると思わせます。
  そして、先生の月。一つ目小僧との取り合わせが面白い。


銀芒2015/10/09

 そろそろ、鏡ヶ成の芒が見頃かなと思い出かけました。その前に棚田の金の稲田に寄り道。


 予想通り芒は今が見頃、この日は風が強く芒の穂が荒波の様にうねっていました。

銀芒

 烏ヶ山も少し色付き始めてました。一気に紅葉が進みそうです。


 強い風の中でもツマグロヒョウモンは吸蜜に夢中で、近付いても逃げません。


 帰りは大山環状道路。ニノ沢から見る南壁も何となく夏の光景とは異なります。


 みるくの里に下ってみますと、牧場の一角がコスモスに覆われていました。


鞆の浦2015/10/13

 伯耆文化研究会の巡検の「鞆の浦の歴史を訪ねて」に参加した。会員では無かったが、バスの席に余裕があるので会員以外でも良いという。然もバスは市役所のマイクロバスを使うため参加料は昼食代、拝観料等を含めたったの2千円。

鞆の浦

 最初に訪れたのが福禅寺対潮楼。江戸時代朝鮮通信使の宿舎と使われた所だ。


 通信使がこの客殿から見る景色が日本で一番良かったと「日東第一景勝」の書を書いたと説明があった。


 鞆の浦のシンボル常夜灯。常夜灯というより灯台そのものです。


 幕末の志士坂本龍馬の海援隊の蒸気船いろは丸が鞆の浦の沖合で沈没したことから、龍馬の足跡が随所にありました。


 鞆の浦の町並み。江戸時代の繁栄が窺い知れます


 お寺の建ち並ぶ一角に山中鹿介の頸塚がありました。何故こんなところにと思ったら、前将軍足利義昭がここに滞在していて、毛利輝元とここで首実検を行ったそうです。


 町の一角に広大な敷地を持つ神社がありました。国幣小社沼名前(ヌマクマ)神社、地元では祇園さんと呼ばれてます。


 秀吉ゆかりの能舞台があるというので立ち寄ってみました。風雨を避ける板塀で覆われ中を見る事は出来ませんでしたが、伏見城にあったものを移設したものだと書かれてました。



秋の大神山神社奥宮2015/10/15

 久し振りに大神山神社奥宮に参拝です。紅葉はまだですが、参道は秋の景色となっています。


 摂社の下山神社の真正面に大山の弥山が聳えています。

秋の大神山神社奥宮

 夏山登山道の紅葉は大分進んでいる様です。


 帰りに金門に立ち寄ってみました。緑の中に赤い物が目立ち始めています。


 赤くなっているのは、蔦の様です。

       金門の 岩に貼り付く 蔦紅葉