欅句会 2015.082015/08/04

 8月の兼題は晩夏と茄子。晩夏とは立秋の前で気分的には盛夏、抽象的な言葉を季重なり無しに如何に表現するかが課題だ。真っ先に思い浮かべたのが、錦海の夕日である。

       灯台に 刺さる晩夏の 夕日かな


 今日、出句した中で唯一の自信作で、期待通り先生を始め4人の方に採って頂きました。私が頂いたのはMSTさんの球児を詠んだ句。私も球児の晩夏を詠みましたが、この句に完敗してしまいした。

 茄子は栽培、漬物、焼茄子、何れを詠んでも勝てないと思い、西洋料理に大穴を賭けてみました。

       大皿に 茄子とミートの パスタ盛る

 一般撰、撰者撰共にお呼び無し。矢張りと思っていた所、特選5句の一句に。正に大穴を当てました (^o^)v
 私が頂いた茄子の句はGuriさんの初茄子。初収穫の喜びが十七文字に溢れていました。

 当期雑詠で採って頂いたのは、公民館行事で行った滝巡りで詠んだ

       モーグルの 滑りの如き 五段滝


 これも冒険句で自信はありませんでしたが、先生に採って頂きました。

 もう一句も冒険句で

       絵日傘を 買(こ)ふて燥(はしゃ)いで 京の町


 実際は京都では無く、韓国の村ですが、旅行に参加した女性達が韓国の絵日傘を買って燥いでいるのを見て詠んだものです。

 当期雑詠で私が頂いたの先生の滴り。7年前、先生と駒鳥小屋へ行った時、先生に感化されたのか、思わず詠んだ中学の国語の宿題以来の俳句

       源流に 滴り落ちる 岩清水


を思い出してしまいました。

 たぁさんの揚羽蝶は黒塗りの漆に描く蒔絵の様に思えました。
 IMTさんの炎暑は猛暑日の続く今、皆さんの共感を得る高得点の一句でした。
 STTさんの冷房も同じ思い。
 先生の夏帽子は幼少の頃、遅れまいと夏草の中必死で姉を追い掛けた思い出を蘇させる高得点の一句でした。