欅句会 2015.012015/01/06

 大晦日より三日間、天気が悪いのを口実に炬燵で酒の日々を過ごしてたら、初詣で罰が当たったのか風を引いてしまいました。それを予期したように兼題は鶯と春の風邪。何方も2月の季語で過去の体験か想像で作るしかない。
 風邪以外で春の鬱陶しいものと言えば、猫の恋と花粉症。そう思ってたらこんな句が浮かびました。

       悩ましや 恋と花粉に 春の風邪

意外にも、先生を含め5人の方に採って頂きました。私が頂いたのはIOTさんの夫婦で引いた風邪の句。夫と妻の立場が逆転してるのが面白くそれで頂きました。そして、YSTさんの友の悩み聞く句。春の風邪との取り合わせが何とも言えず良い。両句とも先生の撰にもなった。
 鶯は実体験が乏しく、気が付けば選句7句に一句も選んでなかった。もちろん、自分の句も採られるはずがない。

 当期雑詠で点が入ったのは二句で安来のみさき親水公園で詠んだ

       冬晴れの 大山見ゆる 岬かな

安来市みさき親水公園

と大晦日に小沢昭一の句を読んだ後、蕎麦を食べたら浮かんだ

       恙なく 一年過ごし 晦日蕎麦


 
 私が頂いた当期雑詠はDTTさんの大晦日の売り子の句。売り子の必死さが伝わって、先生を含め8点の高点。
 HDYさんの鴨の句は鴨が一斉に飛び立つ様子が、源平の富士川の合戦を思わせる迫力のある句で先生を含め4点。
 UFOさんの凍て蝶は最初、先生の句かと思いましたが、下五の表現はUFOさんならではの細やかさがありました。頂いたのは先生を含め3人とも山歩きの好きな人ばかり。
 IOTさんの賀状の句はIOTさんならではの可笑しみを含み、私好みの句です。
 たぁさんの毛糸編む私が半年前、詠んだけれど句会には出さなかった

       梅雨寒や 手術(オペ)を見守る 控室

と同じ様な光景が中七に間接的に表現されていて上手いと思ったのですが、3点とは意外でした。