冬怒涛 ― 2014/02/01
欅句会 2014.02 ― 2014/02/04
立春ですが、雪が舞い午前9時以降2℃以下が続く真冬並みの寒さです。
立春の日の句会ですから、兼題は立春とクロッカス。真冬の様な立春をどう表現するか苦労したが、私の句は点が入らなかった。私が頂いたのはNKMさんの山越えとYSTさんの雲の句。山越えの句は私を含め4人が選んだ。雲の句を選んだのは私一人で、季重なりの句であったがリズム感が良く頂きました。
クロッカスは見た記憶がない。ネットで検索してもサフランとの違いが判らない。何とか作って投句したが点を貰うのは無理な話。私が頂いたのはHDYさんの咲き始めの様子を詠んだ句で先生の特選3句の一句にも選ばれた。
クロッカスは見た記憶がない。ネットで検索してもサフランとの違いが判らない。何とか作って投句したが点を貰うのは無理な話。私が頂いたのはHDYさんの咲き始めの様子を詠んだ句で先生の特選3句の一句にも選ばれた。
自由題は思い出し句ながら3句共、点を頂いた。まず、先生には採って頂けなかったが、冬の松江城を思い出し
宍道湖や 天守を照らす 寒の月
中学時代にやった柔道の寒稽古を思い出して作った句で、男しか採らないと思ってたのに、女性にも採って頂いた。
大寒を 気合と共に 巴投げ
仕事で行った山間の部落の簡易郵便局の景色を思い出して
簡易局 ポストと並ぶ 雪達磨
私が頂いた自由題の句は、まず先生の雪しづり。私が先生の句を頂くのは久し振り。ノミネートはするのだが、最終的に外す方が多かった。
次に、MSTさんの阿弥陀川。早春の雰囲気が良く出てると感じたのだが、頂いたのは私だけ。
IOTさんの理系女は最新のニュースを上手く捕らえ、先生も採って本日の最高点。
最後の一句はHDYさんの冬桜を頂いたのだが、城山の桜が見られるのは今年が最後かもしれないと思うと採らずに居られなかった。
先日、句会の一人が朝日新聞のとっとり俳壇で年間最優秀賞を受賞したのを祝、休憩時間に皆でケーキを頂きました。
句会のレベルが向上している証拠。そのメンバーに居られて誇らしい。
狗奴国 ― 2014/02/08
立春寒波が続き、家に篭ってます。お蔭で確定申告に専念でき早々と昨日、税務署に提出しました。
一週間前、むきばんだやよい塾で関西外大の考古学の佐古教授の講義を聴きました。議題は「狗奴国と女王卑弥呼」
狗奴国という名は聞いたことがあるが、どんな国なのかまったく知らなかったので、面白く聴かせて貰い、忘れないためブログに記す事にした。
魏志倭人伝には倭国には30の国々があり、女王卑弥呼は29の国の王で、その南に男王卑弥弓呼(ヒミクコ)の狗奴国があって、女王に従っていなかったと。狗奴国の官の狗古智卑狗(クコチヒク)は現在の熊本県菊池市と言われている。魏志倭人伝に記載されている末盧国(まつらこく)が現在の長崎県唐津市、伊都国が福岡県糸島市などを考えると、それらの29の連合国に菊池市程度の国で抗うには無理がある。
狗奴国は後に熊襲と呼ばれ、その名は熊本県球磨郡や薩摩隼人として伝わっている。魏志倭人伝に王の名が記載されているのは卑弥呼と卑弥弓呼の二人だけであり、発掘された土器から推測すると、熊本、鹿児島両県で共通性が認められる。狗奴国は卑弥呼の倭国と同じで、幾つかの国の連合国の名前ではないか。狗奴国の土器は奄美、沖縄でも発掘されている。もしかしたら卑弥呼が魏と結んだのに対抗し狗奴国は呉と結んでいたのではと。古代の壮大な外交戦に想像が膨らむ。
それにしても気になるのは交易を可能にした当時の船の構造と航海術だ。倭国は大軍をどんな船で朝鮮半島に送って、高句麗と戦えたのか。大国主命の伝承は越の国々まで広がっているが、当時は陸路より海路方が我々の想像以上に発達していたのではないか。では何故、越の国々は北海道ではなく北陸道と呼ばれるようになったのか、疑問は膨らむ。
私の勝手な想像だが、白村江の戦いで敗れた大和朝廷は、対馬より対馬海流と安定した西風を利用して、丹後あたりに上陸し、一気に畿内に攻められるのを恐れ、多くの国の山道を通らねば畿内に達しないと思わせるため、中国地方の一国の規模が小さくし、海道ではなく山道と言う名をつけて山陰山陽にしたのではと思ったりしている。
渚の篤姫御殿 ― 2014/02/12
立春以来一日の平均気温が5℃未満の日が続き、一日の日照時間も1時間に達せず、引き篭もってます。楽しみは夜の酒だけになってます。
知人より、土産に「渚の篤姫御殿」という芋焼酎を頂きました。2008年のNHK大河ドラマに因んで期間限定作られたの焼酎を復刻し、指宿限定で販売したものとか。
知人より、土産に「渚の篤姫御殿」という芋焼酎を頂きました。2008年のNHK大河ドラマに因んで期間限定作られたの焼酎を復刻し、指宿限定で販売したものとか。
売らんがためのネーミングの様な気がして期待はしていなかったが、口に含むとほど良い甘さと癖の無い香りが広がり、イイジャン!薩摩白波の様な個性の強い芋焼酎が好きな人には物足りないかも知れないが、私の好みに合ってました。
壜の形が良く、棚に置いても様になりそうなので、大河ドラマ「篤姫」の大ファンだったスナックのママさんの所に持って行き置いて貰う事にしました。馴染とは言え持込み料なしで好きな酒を置かせて貰える、我が儘の言えるスナックが在る事は有り難い。
宗形神社 ― 2014/02/16
晴天でライブカメラで見る限り大山に雲はかかってない。しかし、PM2.5が35μg/m3以上あり、米子からはまったく見えない。大気汚染なのか黄砂なのか判らないが、大山を写すのを諦めて、宗形神社に向った。
当社はJR米子駅から南西に2km程度の所にあり、旧市内では最も古い神社ではあるが、今まで訪れた事がなかった。
国道181号より加茂川を橋で渡ったところが参道の入口で、一の鳥居、手洗舎、二の鳥居、神門と続く。
神門から拝殿に向う参道は大神山神社奥宮を思わせる雰囲気が良い。長さも米子市内では一・二を争うのでは。
拝殿は比較的新しい建物のようであるが、勝田神社の様に鉄筋コンクリートではなく木造なのが良い。
本殿の周囲を山の切斜面が囲っているのも大神山神社奥宮に似ている。そうする事によって、周りの景色が見えず俗世と切り離された神聖な場所と言う雰囲気が醸し出されるのだりうか。
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