親父の蔵書2013/12/10

 親父が亡くなって35年以上経つがその間、蔵書の処分に頭を悩ませていた。蔵書のほとんどは古代史に関るもので、市の図書館が増築されたので、蔵書のスペースも増えたと思い寄贈を申し入れたが、門前払いに近かった。市内の古書店に持って行っても古紙として処分されるだけ。駄目元で考古学の某教授に下記の写真を見せた。


 以外にも欲しい本があるということで先日、取りに来てもらった。半分でも持って行って貰えれば万々歳と思っていたのに、写真のほぼ全てと更にこの半分程度の図書を引き取ってもらった。私にとっては猫に小判でしたが、先生は掘り出し物を掘り当てた様に喜んで頂けました。私も父の蔵書を活用して頂ける方に出会えて、父に顔向け出来ます。

 お礼として掘り出し物の球磨焼酎を頂きました。絶版となった幻の焼酎だそうです。


 容器は先生が発掘に携わった免田式土器を模したもの。こりゃおいそれと開ける訳にはいかない。暫くは仏壇に供えて置きます。