三角縁神獣鏡国産説2013/10/09

 今月のむきばんだやよい塾の講座は「三角縁神獣鏡の謎~国産説の立場から」講師は奈良県立芸術短期大学の玉城一枝氏。
 三角縁神獣鏡は魏志倭人伝で魏の皇帝が卑弥呼に銅鏡百枚を与えたとの記述から、三角縁神獣鏡がその鏡であるする説が一般に広まっている。それを真っ向から否定し、国産であるとしている。その主旨は

・ 中国では一枚も出土していない。
   倭への土産の特注品故ないとの反論には入国から出国までの半年間で設計製作は無理としている。
・ 中国の鏡に比べ大きい。
・ 出土枚数が百枚どころか数百枚に及ぶ事。
・ 中国の神の思想に反するデザインである。獣のデザインも中国の物より変化し雑である。
・ 中国に無い年号が使われている鏡も有る。
・ 鉛の成分が中国の物とは異なっている事。
・ 出土の状況から大事な品と扱っていない等等

 これだけの証拠を突きつけられると、魏から卑弥呼に与えられた銅鏡ではないと思うのだが、中国産説の学者は屈しない。歴史学者の論戦は検事と弁護士が自分有利の証拠(考古学的発掘)が出るのを待って、裁判を長引かせているみたいな気がする。