欅句会 2013.042013/04/02

 4月の兼題は花と四月馬鹿。俳句では花と言えば桜を指しますが、自分自身まだ、花と言われて桜と思えない。花吹雪とか花筏なら、桜と解るのだが、あえて花だけで桜と思わせる句に挑戦してみること事にしました。
 昨年、吉野に花見に行ったが、一目千本と言われる桜の見事さもさることながら、人の多さに困惑しました。

     人に酔い 花に溺れし 吉野山

吉野の桜

 一般撰では何方にも採って頂かず、矢張り駄目かと思ったが、先生の特選五句の最後の一句に選ばれびっくり。
 私が頂いた花の句は先生も採った、たぁさんの五稜郭。結婚一周年で行った北海道旅行で見た景色を思い出しました。
 そして、STTさんの花隧道。法勝川の花のトンネルの感じが良く出てると思ったのだが、頂いたのは私だけ。
 頂かなかったが、DTTさんの散り桜は今日の正午のTopNews 歌舞伎座の杮落としと相まってタイミング抜群。郵送するために1週間近く前に、この句がつくれるなんて、脱帽です。

 四月馬鹿は最近、言った事も言われた事も無い。まったくの想像句で「し」尽くしで作ってみた。

     昇進の 報せ信じぬ 四月馬鹿

 「し」尽くしに気付いた人が居たかどうか判らないが、一般撰で2点頂いた。
 私が頂いた四月馬鹿はこれも先生の撰に入ったSENさんとMMTさんの句。騙す方と騙される方の違いだが、どちらもそれぞれの表情が句に表されていて良かった。

 自由題で一番自信のあったのは、弓ヶ浜展望台に残雪の大山を撮りに行った時、出来た句です。

     春光の 汀の先に 伯耆富士


 期待通り、一般撰で6点頂いたが、先生の撰には選ばれず。何かが足りないか。


 美保関に青石畳通りという路地がある。路地とは言え、過ってはメインストリートだった所で石畳が敷かれている。この石畳が雨に濡れると薄青色に変るというが、雨の日に美保関に行った事が無いので、実際に見た訳ではないが

     春の雨 薄青色の 関の路地


 期待通り、一般撰では美保関に青石畳通りがあると知っていると思われる境港の人を含む二人と先生に採って頂いた。


 菜の花と大山を撮りに行った時、畦道に土筆が生えているのを見付けた。視線を低くして見ると、大山より土筆が高くなる。

     背伸びして 大山越すと つくしん坊


 この句の意味を解って頂けるのか不安だったが、先生は選評で述べてくれたほか、一般撰でも1点頂いた。

 私が頂いた自由題の句は先生も選んだTSTの花杏子。日本ではない景色が浮ぶ表現が良かった。
 そして、STTさんの犬ふぐりの小さな花を星に見立てたのは、なるほどと思わせ、UFOさんの茨の句は上五に茨に対比する表現を持ってくるのは、流石と思わせた。

 本日の句会は久々の好成績。5句全て名乗りを上げたのは昨年の3月以来。計14点は昨年の6月以来です ^ ^

 最後にもう一句。欅句会に出した句ではないが、今朝の日本海俳壇に載った句です。

     手習いの 半紙に包む 雛納


 母の手作りの雛人形は母の習字に朱書きのある半紙に包んでありました。雛納めではその半紙に再び包む事にします。