7月の欅句会2011/07/10

 4回連続7月5日の事を書いたが、と言う訳で、その日の欅句会は欠席しました。
 前もって、欠席投句を出しておいたら、先生より選評が帰って来た。

 今月の兼題は梅雨とさくらんぼ。

 「さくらんぼ」の兼題は困った。買って食べたことが無い。口にした記憶は蜜豆とクリームソーダかな。何処で食べたのだろう。たぶん、甘党喫茶「明治」かな。もう一度、明治の餡蜜か蜜豆たべたかったな。


     さくらんぼ 甘党喫茶 今は無し

 この句で「明治」だという事が判るのは、同級生だけだろうなと思っていたら、一番若い人から一票頂いてた。ありがとう ^ ^

 サボテンは何時もはベランダの片隅に投げてあるが、花の咲く梅雨の数日だけ、特等席の出窓に飾られる。

仙人掌

     仙人掌を 出窓に飾る 梅雨晴間

 仙人掌と梅雨、どちらも夏の季語である。つまり、季重なりとなり、句会では誰も採らない可能性が高い。
 が、ネットで「俳誌のサロン」の歳時記を見てみると

     仙人掌の花が噴き出す梅雨晴間  丸田余志子  俳誌「馬酔木」 2000年10月
     仙人掌の花隆隆と梅雨晴間     野口敏夫   俳誌「対岸」   2005年10月
     サボテンの大きく見ゆる梅雨晴間  入河大     俳誌「万象」   2009年10月

 と入選句がある。勝負してみよう。
 やはり、一般撰は無し。先生の撰には入っていたが、季重なりと注意付きであった。

 私の通勤路に田圃があり、高校生の通学と擦れ違う。その風景を

     制服の 一団去りて 青田風

 5句の中で一番自信があったが、先生の一票のみ・・・・・・・

 歳時記を見ていると、まったく知らない季語に出合う。「俳誌のサロン」の歳時記では毎日7つ程度季語が書いてある。6月26日に「虎が雨」と言うのがあった。旧暦5月28日に降る雨の事をだそうだ。一つ挑戦してみたくなった。「虎が雨降る甲子園」では阪神ファンに怒られる。なんて考えると家内が横から何か話しかけている。生半可に返事していると、怒って出て行ってしまった。お陰で昼飯は無し。晩飯でなくて幸い、もし夕方だったら

     妻噴火 虎が雨降る 夕餉買い

 となったな。この句を受け狙いで出して見るか。しかし、欠席では反応が見れないのが辛い。
 選評では先生の撰だけであったが、皆、私の句とは思わなかったそうだ。

 7月3日に姪の結婚式に招待された。久し振りの結婚式だ。十年位前家紋入りのネクタイを白黒セットで買ったが、黒い方は擦り切れるほど使っているのに、白い方は未使用である。一句作るにしても「久し振り」と「白いネクタイ」は外せない。しかし、それだけで17文字中12文字。残り5文字に季語とめでたい言葉がいる。サクランボだとそれだけで終わってしまう。
 何かないか。花より実が良い。枇杷があった。残り3文字だ。


     久し振り 白いネクタイ 枇杷実る

 一般撰の2票と先生の特選句に撰んで頂いた。3月の日本海俳壇に続いて、良い結婚祝の句とすることが出来た。