欅句会 大山吟行 ― 2011/05/10
土砂降りの雨の中、欅句会の大山吟行が行われた。参加人数は19人。
少々の雨ならば、歩き回って、俳句のネタを探すのだが、宿坊の近くを一寸回って、早々に切り上げた。
少々の雨ならば、歩き回って、俳句のネタを探すのだが、宿坊の近くを一寸回って、早々に切り上げた。
雨に濡れて一輪草が助けを求めている様に見えました。
泣き濡れて 我を誘う 一輪草
同じ様に、ミヤマカタバミも咲いていたので
五月雨や 深山酢漿 泣き姿
類句が他に2句。その一句を私は選句した。
五月雨や 深山酢漿草 揺れて咲く
この句は私の他何人かが選句した。下五の違いだが、私の句は誰からも選句されず。
他には、ミヤマキケマンも咲いていたが、句が浮ばず。
南光河原から水の流れる音が響いていたので、河原に出て見た。
直前に先生より五月雨の前の旧暦四月の雨は卯の花腐しと聞いていたので、使ってやれと思ったが下五が浮ばない。
行き詰って、やけのやんぱち、河原で見た景色なので
雲垂れて 卯の花腐す 河原かな
とした。ところが、一般撰で4人に選んで頂いた。そして、特選の次点として先生の短冊頂いた。その句は
過不足の なき花の数 山ざくら 襄介
宿坊に戻る途中、石楠花が雨にうたれて妖艶な姿をしてたが、句が浮ばず、大山寺の山門を見て、そのままに
大山寺 山門煙る 若葉雨
これまた、先生の他二人に採って頂いた。摩訶不思議。
ここで、昼食。山楽荘自慢の山菜精進料理。写真は八種類の山菜天婦羅。コゴミ、アブラナ、タラノメ、アザミ、山芋、土筆、椿、後一つは思い出せない、句も出ない。
残り一句。外の景色を見ながら、五月雨や・・・・・・・
この際、遊びで、さ行尽くしで
五月雨や 参道坂道 下がり水
やはり、誰も採らなかった (^_^;
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